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妖精の義兄妹の絆
恩人
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レーサーがグレイを睨み付ける。
「とぉおおお~~ぅ!!!!」

シャアアア

「「きゃああああぁ。」」
シャルルとエマはあまりの速さに怖くなり叫び声をあげた。
「このオレの走りを止めたな。」
「滑ってコケただけだろーが。」
グレイは睨み付けているレーサーを睨み返した。






ザバァァァァン

廃村の回りにある川が激しく弾けた。
「ぷはあっ…、よしっ!!!」
一足先に到着したタクヤはウェンディとハッピーを探す。
「ウェンディ!!!ハッピー!!!どこだー!!!」

たん

タクヤが探しているときナツたちも到着した。
「うぷ…。」
「酔ったの!?」
「えぇっ!?」
ナツはスライダーで酔ってしまったらしい。
「おっ、タクヤ!!!見つかったか?」
「まだだ!!とにかく二人を呼ぶんだ!!!」
「「ウェンディ!!!!」」
「「ハッピー!!!!」」
四人はウェンディとハッピーを呼び続ける。そして、

ナァーツー…

「ハッピー!!!」
「あの中よ。」
「行くぞ!!!」
タクヤたちは洞窟へ走っていった。

ダッ

洞窟についたタクヤたちは目の前の光景に驚いた。
「な、何だ…コレ…。」
「そんな…!!!」
「どうなってんだ…。」
「うそ…。」
「ナツ~。」
ハッピーは体を震わせながらナツを呼んだ。その横では不適に笑っているブレイン。
そして、膝をつき泣いて謝罪するウェンディの姿。
「うう…、ごめんなさい…。ごめんなさい…私…。」

ドクン ドクン

ナツの心臓の鼓動が早くなる。そこには一人の男がいたからだ。その男をナツはよく知っている。
忘れたくても忘れられない壮絶な出来事の主犯…














ジェラールがそこに立っていた。
「ジェラール…。」
「ごめん…なさ…うえっうえっ。」
ウェンディは泣きながら謝り続ける。
「この人は私の恩人…な…の。」
「こいつが…。」
「ウェンディ!!あんた、治癒の魔法使ったの!!?何やってんのよ!!!その力を無闇に使ったら…。」

ドサッ

シャルルが全てを言い終わる前にウェンディは倒れてしまった。
「ウェンディ!!!」
「な、なんでおまえがこんな所に…。」
ナツは楽園の塔での事件を思い出していた。

ドッ

「ジェラァァァァァル!!!」

ナツは怒りに身を任せジェラールに襲いかかっていった。

ゴッ

ジェラールはナツに向かって巨大な魔力をぶつけた。

ズガガガ

「うあああっ。」
「ナツ!!!」
「相変わらずすさまじい魔力だな、ジェラール。」
ブレインはジェラールに近づきながらそう言った。
ジェラールはブレイン
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