リア充観察記録 後編
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さて視線をモニターに戻すと、案の定あいつは鈴と模擬戦に近い機動演習を行っていた…。臨海実習で発生した事件を経て、奴の白式は二次移行を果たしたそうだ。勿論全体的にパワーアップしたのだが、燃費の悪さもバージョンアップしたらしい。んで結局…
『そこぉ!!』
『うぐぉっ!?』
自分より操縦技術が上、さらに燃費重視の機体で来られるとあっという間に負けてしまうようだ…。
にしても、鈴って情報通りなら本格的にIS操縦しだしたのって去年とかそこらだっけ?だとしたら、なんだかんだ言ってとんでもない才能の持ち主な気がするのは俺だけか…?
『だらしないわねぇ…あんたもっと頑張りなさいよ……?』
『そう言われてもなぁ…』
『ま、だからこそ教え甲斐があるってもんだけどね〜』
嬉しそうに言っちゃってまぁ…。一夏ラヴァーズの五人は全員あの手この手で一緒に居る時間を増やそうとしている。このISの練習もそんな中の一つである。
『本当にいつもありがとうな鈴』
『ふふん、感謝しなさいよ?』
無い胸張って自慢げなポーズを見せる中国代表候補。この前、彼女の部屋に忍び込んだ時に随分と切なくなる物を見つけてしまったのだが、それはまた今度語るとしようか…。
『そういえば、この後の昼休み暇か?』
『昼ごはん以外は特に…』
『(セシリア達と)一緒に昼飯食いに行かないか?』
『ッ!!行く行く、絶対に行く!!』
あぁ…また今日も上げて落とす無自覚プレイの犠牲者が……。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
さてさて特にあれ以上大きな出来事も無く、二限目は無事に終了して昼休みに突入である。各自スーツから制服へと着替え始める。一夏の奴も白式を収納し、着替えを置いてあるピットへと足を向けていたその時…。
『一夏ッ!!』
『お、箒か』
ポニーテールを靡かせてやって来たのは篠ノ之箒だった。先日、姉である篠ノ之束から専用機を受領したとのことである。やはり、彼女の身内は今後も見張っといた方が良さそうだ…。
「来た、ファース党!!ビバ、ファース党!!」
「また唐突にハイになったな…」
でも、今回ばかりは分かる。オランジュは基本的にエロい性格である。相棒が飢え死にしかけてる時にナンパした女とニャンニャンするような奴である。つまり、コイツの視線が行きつく先はひとつ…。
「凄く、大きいです…」
「てめぇはマジで黙れ…つーか、シャルロットはどうした?」
「シャルロット様は可愛いんだ!!箒様はエロいんだ!!」
「ファース党の方々
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