第一章
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て何処かに行けばいいさ」
「何処かにですか」
「好きな場所に行けばいいさ」
そこまでは問わない彼だった。
「それでどうだ?」
「そうですね。それじゃあ」
それを聞いて考える顔になる彼だった。そうしながらまたビールを飲むのだった。飲み干してしまったのでおかわりをする。
「そうしてみます」
「そうするといいさ。まあ今日はな」
「はい、今日は」
「飲むか」
優しい顔を向けて彼に告げるのだった。
「とりあえずな」
「そうですね。じゃあ今日はそれでストレスを忘れます」
にこりと笑って返す剛だった。この場はこれで終わった。それで暫くして今やっている仕事が終わってからだった。彼は有給を取った。
「それで何処に行くんだ?」
「インドに」
そこに行くと先輩に答える。またあの居酒屋のカウンターで話している。当然飲みながらだ。
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