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リメイク版FF3・短編集
飲んじゃった話×2
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兄ちゃんなんて持たない方がいいわよ? せっかく頭いいのに、どんどん悪くなっちゃうわよっ」

「なんだとぉ〜? じゃあレフィア、おれのねーちゃんなってよ! それとも妹がいい〜?」

「どっちもあり得ないし、ごめんだわ!!……あたし、別室で休むわね。あとは勝手にして頂戴っ」

「僕も読みたい本あるし………失礼するね」

「なんだお〜レフィ、アル!一緒の部屋で寝ればいいじゃんよ〜!」


「 ────私も別室で、武器の手入れといくか」

「インクズまで〜? 1人にしないでくれお〜っ」

「知らん、置いてあった物を不用意に飲んだお前が悪い、1人で酔いを醒ましてろ。……それと、"クズ"ではないからな」


「んじゃあ、グズグズ〜?」

「 ────もう勝手に云ってろ」

「わあん、行かないでくれお〜!───うっぷ、吐きぞぉ゙っ」

「何……? ちょ、ちょっと待て、何か容器を────ゴミ箱、これを使え」


「うぅ゙〜……っ」

「ほら、ベッドの方に座れ。……背中、摩ってやる」

「う〜ん………やさすぃ〜なぁぐずぐずはっ」

「 ────もう何とでも云え」


「 むにぃ〜〜っ 」

「おい………人の頬を両手でつまむなッ」

「笑えよぉ、イングス〜、いっつもムッツリしてないでさぁ?」

「……いらぬ世話だ、手を放せ」

「 ぐりぐり〜♪ 」

「 ────いいだろう、こちらもつまみ返してやる」

「んなっ……?! こんなろ〜!」


「 ……… フフ 」


「あ……、今わりゃった??」

「 ────笑ってない、お前が頬をつまんでるせいだ」

「ぬ〜……、なりゃこれでどおだ! くすぐりの刑〜〜っ」

「………笑えんな。罰として、くすぐり返し」

「うひゃひゃひゃ!? やっ、やめ……っ! ぎぶ、ぎぶ〜〜〜?!」

「 フフ ……… 」


「ひぃ、ひぃ……やっぱ、笑ってるだろ……っ」

「 ───笑ッ、てない」

「イジはるなよぉ」


「………何故そこで私の頭を撫でる」

「イングズはエラいな〜と思ってさぁ、いっつも冷静でいられて………おれにはマネできねー」


「 ────今の私が冷静に見えるなら、お前の目は節穴だ」

「 へ……?  ぬあっ、なんで片手横にしておれの両目覆うんだ??」


「お前はもう寝ろ、これ以上戯れていると────酔いが醒める所ではなくなりそうだ」

「う〜ん、おれは遊び足りねーなぁ」

「いいからベッドに横になれ。ほら………お休み、ルーネス」



END ────展開異なるオマケ ↓



 私的用事で1人宿屋を離れて戻って来たら………

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