第二章 雨
第1話 ザドギエル
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の休憩時間だったのに」
ミサカ「いえ、ミサカもあなたと話せて楽しかったですよ。とミサカは久しぶりに知り合いに出会えたことを嬉しく思います。
佐天「んじゃ、またね!」
ミサカ「では、また」
2人は手を振り、別々の方向に向かった。
ミサカ「では、ミサカも上位固体からの命令で、″一方通行″を探すとしますか」
同時刻
琴里「こりゃやっかいね」
一方「上条のやろうは何をやってるンだ?」
琴里「その上条当麻だけど、あの右手は何なの?」
一方「さァな」
琴里「……教えてくれないんだ」
一方「テメェが五河士道のことを話してくれたら考えてやる」
琴里「……」
この部屋に沈黙した空気が流れる。
他の人も何も話そうとはしない。
一方「フン。まあいい。こちらとてテメェらが俺たちの邪魔さえしなけりゃ問題はねェ……それより……」
一方通行が話題を変える。もちろん精霊の話だが。
一方「あいつはやべェかもしれねェな」
琴里「どういうこと?」
一方「……こっちの話だ」
一方通行が心配しているのは、上条の右手で天使の氷の雨をすべて打ち消し来れるかどうかだ。
右手ですべての氷の雨を打ち消せればいいのだが、右手しか効かなければ他の部分はもろにダメージを受けることになる。
一方「(まあ、あいつなら、なンとかするだろ。それより佐天はどこにいるンだ?)」
なんだかんだで仲間の心配する一方通行。素直ではないが根は優しいのだ。
一方通行はチッ、と舌打ちをしてモニターを見る。
それは、天使が氷の雨を出そうとしている寸前だった。
そして、
氷の雨の攻撃が始まった。
上条はすべてを打ち消しきれずに吹き飛ばされ、壁にぶつかる。
だが士道と十香は攻撃の寸前、目を瞑って氷の雨によってあらゆる物が壊れる音がして上条が壁にぶつけられたことを知らない。
上条は頭を強打して、意識が朦朧としていた。
幸い、天使はASTに攻撃されていたので、そっちの方に意識を向けている。
そして天使は逃げて行った。
上条「(クソッ……あの攻撃は右手ですべて防ぎきれなかった……何か手はないのか……)」
上条「(士道と四糸乃がキスをすれば……でも危険すぎる……)」
上条「(とりあえず……逃げるか……クソッ!頭がクラクラして……)」
天使はどこに行ったのかは分からないが、こちらに戻ってくる可能性もある。
なのですぐに逃げようと思ったのだが、思った以上にダメージが大きく、思ったように動けない。
意識が朦朧とする中、十香と士道が言い争ってるのが聞こえた。
上条「な……に、してん
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