第二章 雨
第1話 ザドギエル
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。大人しい精霊ね」
一方「ほォ……あんなガキが精霊なのか」
琴里「まあ、精霊に年齢なんて関係ないしね」
琴里は一呼吸おいて、
琴里「さあ、私たちの戦争をはじめましょう」
とある建物
ASTの隙を見て上条と士道は建物の中に入った。
すると、そこにはハーミットと呼ばれる精霊がいた。
緑色の大きなフードが特徴で、青髪の左手に人形を付けている女の子だ。年齢は10歳前後だろうか。
上条はとりあえず、名前を聞くことにした。
上条「君の名前は?」
よしのん『よしのんはね、よしのんって言うんだよ。こっちは四糸乃、よろしくね!』
……訳がわからん。と、上条は思った。
上条「俺は上条当麻だ」
士道「俺は五河士道、よろしくな」
よしのん『よろしくね!』
そこで、士道が思ってたことを口にする。
士道「それより、いつも腹話術してるのか?」
それが逆に怒らせることになった。
よしのん『士道君は何を言ってるのかな?よしのんは言ってる意味がよく分からないなぁ』
よしのんが目を赤くしてこちらを睨んでいる…ような気がした。
上条「(怖っ…)」
上条は反射的にそう思ってしまった。
それと同時にさっきから青い髪の子が喋ってないなぁと思った。
上条「で?君の名前は?」
よしのん『ん?よしのんってさっき言わなかった?』
上条「ちげぇよ」
上条の言葉に余計よしのんは首を傾げる。
上条「君だよ。青髪の君、君の名前は聞いてなかっただろ?」
よしのん『あぁ。そういうことね。この子はね四糸乃って言うんだよ』
上条・士道「「((ややこしいな……))」」
上条と士道は同時にそう思った。
そんなやりとりをしてる中、佐天はというと、
佐天「あれ?御坂さん?」
ミサカ「いえ、ミサカはミサカですよ、とミサカは伝えます」
佐天「あ、妹さんですか。すみません。ゴーグルしていない全然見分けがつかないですね」
ミサカ「遺伝子上同じですから、とミサカはカッコつけていいます」
佐天「妹さんはここで何をしているんですか?」
ミサカ「研究の手伝いですよ、とミサカは完結に述べます」
ミサカ10930号と出会って、雑談をしていた。
そんなことを知らない上条は精霊と遊んでいた。
正確には遊んでいるのはよしのんと機嫌を直してもらった士道で、上条は保護者みたいに眺めているだけだ。
今、四糸乃はアスレチック?の上にいる。
士道「高い所は危ないよ」
よしのん『大丈夫だって。よし
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