第二章 雨
第1話 ザドギエル
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条「そっか……」
その場が静かになる。この空気に耐えられなくなったのか、
一方「チッ……俺は缶コーヒーを買ってくる」
と言って一方通行は出て行った。
翌日の昼
上条は困っていた。
いつも通りに士道と昼ご飯を食べようとしただけなのに……
その時に十香と折紙が乱入してきたのだ。
それだけならまだいい。
何故か2人は火花を散らしている。
結局、士道が一緒に食べようと促し、4人で食べることになった。
では、なぜ上条は困っていたのか。
それは自分だけ場違いなような気がしたからである。
十香と折紙は士道と食べにきたのであって上条と食べにきたのではない。
そして折紙の視線が明らかに上条を邪魔扱いしている。
上条は重いため息を吐いた。
すると、
空間震警報が鳴った。
折紙はASTなのでどこかに行ってしまった。
上条と士道も精霊のところへ向かう。
十香「私も行くぞ!」
上条「ダメだ。十香は精霊の力を封印されてるんだろ」
士道「先生、十香のこと頼みます。」
先生「は、はい!」
その言葉を聞いて精霊のところへ向かう。
上条は精霊のところへ向かう寸前、十香の『士道…』という声が耳に響いていた。
空間震警報が鳴る数分前
一方通行はある場所に来ていた。
それはフラクシナス
現在、琴里がいると思われる場所だ。今は長い廊下を歩いている。
すると、前と同じく自動ドアがあった。
自動ドアが開き、中の光が目に飛び込んでくる。
そこには前に6人、その後ろ、少し台の高い場所に、ボスの貫禄がある場所に、五河琴里は座っていた。
琴里「久しぶりね、一方通行」
一方「……」
琴里は一方通行に不敵な笑みを浮かべる。一方通行は真顔のままだが。
琴里「それで?ただ遊びに来た訳じゃないでしょ?」
一方「……テメェに聞きたいことがある」
琴里「何かしら?」
琴里は座りながら一方通行に耳を傾ける。そして一方通行は言う。
一方「テメェの兄、五河士道は何者だ?」
琴里「……」
琴里は即答しなかった。
だが、琴里からはさっきまでの笑みが消えた。
琴里は少し間をおいて、不敵な笑みを戻しながら言う。
琴里「さぁね?」
一方「……どういうことか説明しろ」
一方通行はそう言ったが、それはすぐに別の話題で消される。
何故なら、
空間震警報が鳴ったからだ。
琴里「悪いけど、この話はまた今度するわ。それより精霊よ。……ハーミットか
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