第一章 精霊
第6話 再生
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十香は暴走して、折紙へと斬撃をくりだしている。折紙はバリアを張ってなんとか耐えているが、時間の問題だろう。
バリアによって逸らされた斬撃は崖をあっさり切った。
一方「あの野郎……この世界を壊す気か……!?」
一方「でも怒りの原因は何だ…?」
一方通行は考えるがすぐに答えは出た。
一方「コイツか!」
一方通行は舌打ちをした。今から血流操作しながら病院にいけば士道は助かるが、十香の心は救われない。
彼女の心が救われない限り、彼女は暴れ続けるだろう。
一方「(くそっ!何か手はねェのか!?)」
一方通行は学園都市最強の脳をフルに活用し考える。
だが、
学園都市最強の脳でも答えは出なかった。
一方通行は諦めかけた。
その時、
士道の傷が治った。
一方「なっ……!」
一方通行は驚きのあまり手を離した。するとそこの傷もみるみる治っていく。
一方「(一体何が……)」
一方通行は何がなんだか分からなくなった。
すると士道が何事もなかったかのように起き上がった。
士道「あれ!?生きてる!何がどうなったんだ?」
士道は軽くパニックになるが隣にいる一方通行を見て、
士道「一方通行が俺の傷を治してくれたのか!ありがとう!学園都市のLevel5って何でもできるんだなぁ!」
士道に勝手に解釈されたが、実際は違う。一方通行は一時的に命を取り留めていただけなのだ。
本当に治したのは一方通行ではない。士道自身だ。一方通行は何も言わなかった。
すると士道が十香の方を見て、
士道「十香……?何であんなことに……?」
この言葉を聞いて一方通行は今の十香の状態を思い出す。
士道のことも気になるが、今は関係ない。
一方「チッ!時間がねェ!しっかり捕まれよ!」
士道「え?」
一方通行は士道の腹を片手で回し、抱きかかえる。そして肩に担ぐ。
そして一方通行は風を操作して飛んで行く。
つまり、
士道は離れて行く地面を見て飛んでいるのだ。
士道「ああああああ!!!落ちる!落ちるって!!!」
一方「うるせェ!静かにしてろ!」
本当は飛んだことのない人間に静かにしろと言うのが間違っているのだが、一方通行には関係ない。
一方通行はかなり上空にいって、
士道を十香の方へ放り投げた。
士道の悲鳴が聞こえるが、そんなことは気にしない。
と言うより悲鳴をあげてくれないと十香が気づかない可能性があるので、逆に悲鳴をあげて良かったのだ。
十香が士道を抱きしめる。一方通行はそれを確認すると、地上
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