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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
27 一日目〜Are you a werewolf.
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らない。情報不足だ」
「そうね。この話は終わりにして次は昨日言ってた明希が吸血鬼になった経緯でも聞かせてくれないかしら?」
- first day / evening -
夕食を済ませ、朝の話し合いの続きをするためにソンチョさんの家に集まっていた。
「この村は今、人狼によって脅かされている。このまま何もしなければ毎晩一人づつ人狼によって殺されるだろう」
「じゃあどうすればいいんだよ!」
キョウさんが怒鳴った。
「今から話し合いを再開して日が沈む頃に最も人狼と疑わしいものを投票する。そして一番票が多い人を……処刑する」
「殺すのか!?もっとやり方は無いのか!?閉じ込めるとかさ!」
「人狼を侮ってはいけない。おそらく閉じ込めるなんて無意味だろう。ここは確実に仕留めるために処刑するべきだ。それに何もしなければ殺されるだけだ。これしか手はない。違うか?」
ソンチョさんの問いに皆が無言になった。
「それじゃあ話し合いを始めよう…」
- start the discussion -
「誰が人狼か…心当たりでも何でもいい。誰ないか?」
始めにソンチョさんが言った。
「心当たりならあるわ!きっと最近きたこの二人よ!そうに違いないわ!」
お母さんのアズが明希さんとアリスさんを指差して言った。
「いや、根拠が薄い。それじゃ決定的とは言えない。もし間違って人狼じゃない人を処刑すれば全滅が早まるだけだ」
イケさんが慎重に答える。
「……実は俺、占い師なんだ」
「……!!」
ワールさんがカミングアウトした。
「占い師って…伝承にある『人狼を占うもの』のことですか?」
僕はワールさんに聞いた。
「ああ、普段は秘密にしておかないといけないことなんだが今は非常事態だ。そうもいってられない」
「占い師って人狼を占う時に何か注意することとか無いのか?」
明希さんがワールさんにきいた。
「占い師は言うまでもなく人間側だ。占い師は夜に誰か一人を占うことが出来る。そして人狼か人狼でないかを知ることが出来るんだ」
つまり、誰が人狼であるかを占うことは出来なくて、誰かを占うことでその人が人狼であるかどうかわかることが出来るのか。
「俺は昨晩…何となくソンチョさんを占ってみたんだ。そしたら……ソンチョさんは人狼だったよ」
「……!!」
「……!私は違う!信じてくれ!」
ソンチョさんは人狼だと言われ必死に弁明するが誰もがソンチョさんを人狼だと疑っている。
この後もずっとソンチョさんが違うといい続けてきたが残念ながら日が沈んでしまった。
「……ソンチョさん…」
「最早何を言っても無駄か…ならば私は処刑されるとし
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