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ロウきゅーぶ 〜Shiny−Frappe・真夏に咲く大輪の花〜
Nine
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。
「はぁ、はぁ……ほら、マホ立って」
「最後に並んで挨拶するまでが試合って前に教わらなかったのかい?」
「あーもう、うっせぇな二人とも。ったく、昔はヒナはこっち寄りだと思ってたのに」
「「あはは……」」
苦笑するもっかんとアイリーン。すっかり真面目キャラに身を堕としてしまった(いてっ←当然サキさんのせいです本当に(ry)ヒナに悪態をつき、つきつつも迅速に跳ね起き並ぶ。
「それでは、硯谷女学園OGと慧心学園OGの試合を終了する」
「ありがとうございましたっ!!!!!!」
終わってみれば懐かしの戦友同士、清々しいものだった。慧心学園OGのメンバーは実際に大会で結果を出していることなどは別に何の関係もないのだろうが、あの時のような居心地の悪さはない。お互いがお互いを最大最強の好敵手と思っているからこそ、最大限の力でぶつかり合えたのだ。
「むかつくけど、やるじゃない……真帆」
「あんたもな……未有」
「……ふふっ」
「……ははっ」
「「はぁぁああああああぁあああっ!!!!!!」」
がっしりと握手を交わした。相手が痛みで悲鳴をあげるくらい強く握りしめようとしたのだが、それはお互いに同じことだった。汗で互いの手が滲むが、二人の熱気でそれはすぐに蒸発する。
「はぁ……」
幾重にも連なる溜息が小綺麗な体育館を埋め尽くしていった……
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