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魔法科高校の有能な劣等生
テロリストの襲来
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結局、俺は司波の頼みを聞く事にした。
見返りはない。何も自分には特はない。利益も何も
それでも引き受けた。理由は曖昧、自分でもよく分からない。
だが、1つ言える事が有る。
この学校に危機が迫っているという事だ。
それを黙って見過ごす事は流石に出来ない。

「無月、聞こえるか?」

耳に掛けているワイアレスイヤホンから司波兄の声が聞こえる。

「ああ、聞こえる。
感度良好、雑音バクともに無し。」

目は体育館の逆、校門側を中心的に見つめ片方の耳はイヤホンに片方は周囲の音を

「そっちの様子はどうだ?
何か変わった事、気になった事は?」

「変わった事は特にない。
気になった事といえばお前がこんな面倒くさい事をなんで俺に押し付けたかだ。」

内心では別に俺でなくてもよかったのでは?
と疑問には思っている。
が無月を見つけ無月を褒め面倒事に誘った。
誘うという行為はまず相手を褒める所から始まり、それからはどう上手く口車に乗せるかが鍵になる。
だが、司波は無理に誘わず無月の腕を見込んで言って来た。
理由が知りたい、何故、俺なのか?

「そんな事は簡単だ。
お前が有能で使えるからだ。
あの時、だって無月、お前は俺をギリギリまで追い込みギリギリで負けた。
その実力は本物、それの力が必要だからだ。
それ以外に理由が必要か?」

「ないよ。
変な事を聞いて済まなかった。」

司波は俺の事を信用、信じているから信用しているから
こんな面倒な事を俺に頼んで来た。
それは嬉しくもあるが少し悲しくも有る。
だが、今、必要とされているのなら必要とされよう。
無月は今以上に気合いを入れ肩に掛けていたCADを手に持ち替える。
いつ侵入者が来てもすぐに対処できるよう、何かあった時、すぐに動けるよう。

「それでそっちの様子はどうなんだ司波?」

外は異常はない。
だが、外ではあまり体育館の中は肉眼では把握しきれない。
念の為、何も起こってはいないだろうが通信をする。

「こっちも問題はない。」

その言葉を聞き終わったその時、事態は急変した。
「ドカーン!!!!!!!!!!」
辺り、学校内から爆発音が響き渡る。
それを聞いた瞬間、目の前には突っ込んでくる車が多数
その車は武装されている。
多少の爆発なら耐えられる様に改造された装甲
車の天井には機関銃が取り付けられ今にでも打ってきそうない勢い。
間違いない、そこで無月は確信した。
これが司波の言っていたテロリスト

「司波、聞こえるか!
来たぞ、お前の言ってたテロリストさん達が目の前から武装した車で見るからにして3台
そして学校内の爆発、多分だが相当の数だぞ!!」

「君でもそれ位に考えられる頭は有るのか、

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