第一章 精霊
第4話 物理準備室
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今日は五河士道の通う都立来弾高校に転校する日だ。
昨日は精霊に会ったりといろいろあったが、今日は何事もなく学校にいけそうだ。
不幸がなければな……
佐天は五河琴里が通う来弾中学校に転校した。
一方通行は家で精霊の調査である。
何故精霊の調査かというと、上層部に今回の件のことをまとめたレポートを送ったところ、今度は精霊の調査をしろ……ということらしい。
さっそく上層部からの2つめの命令だが今はそんなことを気にしてられない。
朝ごはんを食べて、佐天と上条は学校に行く準備をする。
上条「じゃあ一方通行、精霊の調査頼んだぞ」
一方「言われなくても分かってますゥ」
佐天「いってきまーす!」
と佐天の元気いい声が響いた。
上条も自然に笑顔になる。
上条「それにしても、知り合いと急に暮らすとなんか変な感じがするな」
佐天「なんか家族と住んでる時を思い出していいですね」
佐天と上条は仲良く並んで歩いていた。
上条「んじゃ俺こっちだから」
佐天「じゃ行ってきますね!」
上条「気をつけてな!」
佐天「そのセリフ、そっくりそのままお返ししますよ」
佐天と上条はこんなやりとりをして笑顔で別れる。
こんな生活もいいもんだなと上条は心の中で思った。
来弾高校
転校初日、上条はクラスから暖かく迎えられた。
上条の席は士道から見て右斜め前の席だ。
左隣には…土御門と声がよく似た変態がいた。
後ろには…昨日のASTと思われる銀髪の女の人がいた。
休み時間になり、この学校の探索でもするかな……と思い、席を立ち上がると後ろから声が聞こえた。
士道「そういやクルーで一回会ったよな?」
昨日、琴里と別れる直前に出会った男……五河士道だ。
琴里は昨日の出来事をうまくまとめてくれるって言ってたが……どうやら本当にうまくまとめたらしい。
上条「え?あ、まあそうだけど……それが何かあるのか?」
士道「お前も精霊のことは知ってるんだろ?なら、昼休みに物理準備室に来てくれ。琴里もいるはずだ」
上条「…….分かった」
実はもう一度琴里に会って今回の件のことを話したかったのだ。
もちろん今回の件とは精霊の調査が加わったことである。
物理準備室
上条「ヘェ〜……外の物理準備室はこんな風になってるのか」
士道「なってるわけねーだろ!」
琴里「まあここは改造してるからね」
上条「あれ?佐天さんも来ていたのか」
佐天「いや、まあ……成り行きで」
佐天が苦笑いして答える
琴里「それより、士道、訓練始めるわよ」
士道「訓練って言われ
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