第一章 精霊
第3話 事情
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くめて、ガッカリしたような表情になった。
上条「……ジャン負けでこうなりました」
その時、琴里の目が点になったのは言うまでもないだろう。
琴里「呆れた……聞いた私がバカみたい」
佐天「ハハ……」
佐天が苦笑いする。そこに士道がやってきた。
琴里「あ、士道じゃない」
士道「なんで琴里が!?……あれ?あんた達は…」
上条「どうも」
上条が頭を少し下げると士道も少し下げてきた。
気づくと琴里が上条の目の前まできていた。そして上条の耳元で上条だけに聞こえる声で言う。
琴里「あなたが士道の学校に転校することは知っているわ。今から士道に精霊のことを話すから、今日は帰ってくれる?」
上条「俺たちに聞かれたくないのか?」
琴里「別にそういう訳じゃない。でもあなた達がいると士道に説明が面倒でしょ?」
いや、あんた1人で説明するのも相当面倒だと思うけど……と、この時心の中で呟くように言った。
上条「なら、今日は帰らしてもらうよ」
上条と琴里は一応連絡先を交換し、上条ら3人はここを後にした。
3人は夕方の空の下を歩いていた。
3人はそれぞれ違う考え方ながらも同じことを考えていた。
これからここでやっていけるのか…
そして、
学園都市の思惑はなんだろうかと。
彼らは家に着くまで終始無言だった。
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