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とある3人のデート・ア・ライブ
第一章 精霊
第3話 事情
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行はそのままの態勢で聞く。

上条「……どういうことだ?」

その言葉を聞いて、上条は眉をひそめた。琴里は不敵な笑みを浮かべながら言う。

琴里「私達は精霊を対象するために動いてるの。でも、ASTみたいに殺すのではなく、別の……ね」

佐天「別…ですか?」

琴里「そう。もう一つの対処法は精霊をデレさせること」

佐天「…….なんとも斬新ですね」

佐天が言うと、一方通行が後ろを振り返り、琴里を睨みながら言った。

一方「それで、そのデレさせる役があと士道って男か?」

琴里「その通り。ま、本当はあなた達でも良かったんだけどね」

上条「まあ俺は右手があるし、一方通行は絶対こんな役無理だろうしな」

琴里「あなたの右手も気になるけど……今はそんなことどうでもいいわ。それより……」

琴里はイスから立ち上がり、3人の前にくる。

琴里「どうせあなた達も精霊の調査するんでしょ?だから取引しない?」

上条「取引?」

琴里「私達があなた達に精霊の情報が入り次第教えるわ。その代わり、精霊と士道を守ってほしいの」

一方「……どういうことだ?」

琴里「さっきも言ったけど精霊をデレさせることによって精霊を対象できる。だからそのために精霊とデートするのよ。でも、ASTは精霊を殺しにくる。だからそのASTから守ってほしいの。私達は無駄な殺し合いをしたくないしね」

琴里の説明が終わると静寂が訪れた。少しして、一方通行と佐天が

一方「フン…上条、お前がリーダーなンだからお前が決めろ」

佐天「どっちの道を言っても私達は文句を言いませんから」

上条に任せると言った。

上条「……」

琴里「……」

2人は互いを真顔で見つめあってる。いや、表情を伺っていると言ったほうが正解か。



一瞬の隙もない状況。



緊張した空気がこの辺を漂う。



そして、



上条が口を開いた。

上条「悪いがお断りする」

琴里の眉が一瞬揺らいだ気がした。少し間をあけて琴里は言う。

琴里「……一応理由を聞かせてもらおうかしら」

その言葉を聞いた上条は少し呆れたように言う。

上条「俺達は俺達の目的で動く。お前達の仕事までやってる暇はねーよ。上条さんも暇ではありませんしね。でも上層部の命令や俺達の個人的な気持ちで、お前達のメリットになる行動をするかもしれないけどな」

琴里「……まあいいわ。あなた達みたいな強い人物を手放すのはもったいないけど……最後に一つだけ聞かせてくれる?」

上条「なんだ?」

琴里「あなたがリーダーの理由。そこの白髪の人でも良かったんじゃない?」

すると上条はさっきまでの表情とは裏腹に、肩をす
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