日常の中に潜む非日常
東方変形葉8話「花の異変の原因は?」
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の能力を制御しようと思えばあなたならできたはずです。現に、八雲紫のところで修行をしたところ、実質には数週間で制御できているようではないですか。あれは八雲紫の指示がよかったからではない、あなたの気持ちが強かったからです。そう、あなたは思ったことをすぐに決めつけすぎている。」
「・・・・・・」
「決めつけることが良いことであるときなんて、ほんのひと握りです。幾多もある変化に目を向けることが重要なのですから。このままそんなふうに決めつけてばかりいると、あなたは地獄へ行くこととなります。」
「ええ〜・・・地獄?でも決めつけなんて人間の捨てきれない癖のひとつなのでは?」
人はどうしても108つの荷物を捨てられない。決めつけがその中に入っていたかは知らないが。
「確かにそうですね。ですが、あなたは決めつけ”すぎている”のです。完全にその癖を直せというのは無理がありますので、少しずつ直していくといいでしょう。そうすればきっと地獄にはいかなくて済むでしょう。」
「なるほど、善処します。」
「あと・・・八雲紫!!あなたがいるのはわかってます!!出てきなさい!!」
説教が終わったと同時に、意外な名前が出てきた。
「あらばれちゃった。」
ええ!?なんでいるの!?というかいたの!?
「少しお話があります。」
「え〜?説教はもういいわよ。聞き飽きたわ。」
「そうじゃありません。とにかくこちらへ。」
聞き飽きたって・・・どんだけ説教されたんだ。
「・・・・・・なるほど、じゃあ認めるということね?」
「はい。審査は白です。よほどのことがない限りはこの地にいてもらって構いません。あの子は、幻想郷に大いに貢献してくれることでしょう。」
「・・・なんの話?」
「ああ、そういえばあなたに伝えておくことがあったわ。」
「なに?」
「修行はまだ完了してないけど、そろそろマヨヒガを離れて生活するようにしなさい。2日後から。」
「え?まさか野宿?」
「そんなことは言わないわ。あなたの家を今作ってもらっているのよ。鬼とかに。」
鬼?ずいぶんと友好的な鬼だな。それともただの奴隷か。それにしても、
「・・・2日後って早すぎない?震度1くらいでべしゃっていくような家じゃないよね?」
微震でゲル化するような家なんて嫌だぞ?
「もちろんよ。丈夫な家なんて、2日で完成するわ。」
「そ、そーなのかー。」
なんてめちゃくちゃな。
「嘘よ。実は少し前から立て始めてたのよ。それがもうすぐできるらしいからね。」
嘘かい。
「そうなんだ・・・あ、そういえば紫はこの異変は動かなくてもいいって知ってたの?」
「ええ、知ってたわ。でも経験を積ませるためにあえて行かせたのよ。おかげで博麗の巫女と勝負できたみたいだし。」
「やっぱり見てたのか。」
「あやや、霊夢さんと勝負
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