日常の中に潜む非日常
東方変形葉8話「花の異変の原因は?」
[9/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
くわよ。裕海・・・裕海?あれ?どこいったの?」
「あの子、天狗に連れられて無縁塚に行ったわよ?」
「はあ!?」
文かしら?というか見てたなら教えてくれたっていいじゃない!幽香!あとで賽銭要求書をなげこんでやる!
「ここが無縁塚です。」
文速すぎ。なんでそんな速く飛べるのさ。
「へえ〜、彼岸花がたくさん咲いてるな。」
「お?なんだいあんた達、自殺志願者かい?」
赤い髪で、大きな鎌を持った人が現れた。
「ちがいますよ。」
「じゃあなんでここにいるんだい?」
「花の異変について調べに来たのです。」
文が説明する。
「それで、幻想郷を漂う大量の幽霊が原因じゃないかと思ってね。」
俺が付け加える。
「ふ〜ん?幽霊・・・え!?幽霊が多いだって!?」
鎌を持った人はすごい驚いていた。
「あれ、気が付いていなかったのですか?幽霊の運び屋の死神たるものが。」
「あ、ああ〜、そういえば。不味いな〜。」
運び屋ってなに?三途の川を渡ってあの世に渡す人?
「運び屋?運び屋なら三途の川をわたってさっさと連れて行けばいいんじゃないの?」
「無理だよ〜、あんな沢山の霊をいっぺんに運べないよ。」
「こら小町!!何をサボっているのです!!」
「きゃん!」
赤髪の人を、なんか書いてある金属っぽいもので叩いた。
「あ、あなたは閻魔様!!」
「え?」
閻魔?もっと怖い感じのイメージだったんだけど、あんな小さくてかわいらしい閻魔がいたんだな。
「あなたたちが調べている異変は、あなたたちの知っている異変とは少し違います。」
閻魔さんは、説明を始めた。
「どういうこと?」
「この異変は、60年に一度決まって起きます。外の世界で発生する大量の霊が幻想郷に現れるのです。その霊が花に憑依することで四季の花が咲き乱れるので、死神がそういった霊を運ばなければいけないのですが・・・」
「その死神がサボっていると。」
なるほど、本末転倒ですか。
「いやあ〜・・・ははは。」
「笑い事ではありません!あなたの給料を9割くらい減らしますよ!!」
給料を大幅カットか。すごいな、上の権限は。
「ということは、別に動かなくてもよかったんだ。」
「そうなります。あ、待ちなさい。あなたに言いたいことがあるのです。」
「え、俺?」
閻魔さんは俺の服をつかんで引き留めた。ここだけ見れば可愛らしい子が服をつかんでいるようだ。
「そう。隣の天狗にも言いたいことがありますが、それは今度にしましょう。それよりも、あなた。あなたは自分の能力を恐れ、あまり人とかかわらないでいた。そうですね?」
「ああ、まあ。」
なんでしってんの?とは聞かない。閻魔はなんでもお見通し!というわけですね?
「確かに変化を操るというのは、とても恐ろしいものです。ですが、そ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ