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ロウきゅーぶ 〜Shiny−Frappe・真夏に咲く大輪の花〜
Seven
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そんなことを考えながら街をぶらついて、ゲーセンで時間を潰したりして。気が付いたら遅いはずの日が暮れかかっていた。
公園では子供達の喧噪が聞こえて……聞こえて……
「……ん?」
あれは確か……千早結奈、だったか。あんなに目を釣り上げて……
「お前ら何すんだよ!!!!」
「うるせぇよ、仕方ねぇだろ壊れたもんは」
「壊したんだろうが!!!」
「お前等みたいな低脳が此処を遊びのために使って良いと思ってんのかよ」
中等部の連中か。見た感じ体育会系の奴らだろうが、何とも気に入らないもんだ。
「ふざけんな……謝れよ!!!!」
「はいはい、すみませんでしたー」
下卑た笑いとともに彼らは帰っていく。残されたメンバー達も動揺を隠せないでいたが、次第に色々と理由を付けては散り散りになっていく。
「お前ら、こんくらいで諦めんなよ!!!」
「そんなこと言ってもどうするんだよ……」
「そうだよ、またあの人達来るだろうし、私はもう此処で練習するの諦めた方が良いと重う」
「そんなこと……悔しくないのかy」
「悔しいに決まってるだろ!!!!!!」
今の男バスのキャプテンだった。確かバスケ以外の何かで新聞に載っていたような気がする。夏陽とはまた違ったタイプの優等生という事か。
「この件は大人に任せよう……俺達は、何も出来やしない」
最後に残った彼が、そう言い残して去っていった。
「……ううぅ……ううぁあぁああ……」
「うわぁぁああああああぁああっ!!!!!!!!!」
夕闇に響く少女の慟哭が耳に痛く突き刺さる。彼女の後ろには破壊されたバスケットゴール、何かを強くぶつけられ籠が外れて落ちている。
「くそぉっ……折角、せっかく壊れてるのをみんなで直したのに……っ」
確かに、よく見ればゴールは非常に不格好だった。ただ手作りなりに非常によく作り込まれている。
どこかで拾ってきたらしいリングをパネルに固定しネットをまきつけて、棒を立て上部にがっちり結びつけていた。
何というかまあ……懐かしいじゃないか。
「……おい」
「……ふぇ? あ、あんたは……」
「直してやるよ、手伝え」
「べっ、別にあんたの助けなんて……」
「うるせぇよ。それにまあ……少し懐かしくなったんでな」
「え……?」
確かあれは合宿の時。ゴールがなかったため自分達でゴールを作ったことがあった。あのときはみんな、そうナツヒも一緒で、知恵を出し合い材料を探しあい、不格好ながらもちゃんと実用に足るバスケットリングを作り上げた。
懐かしい話だ。そして、体も自然に動い
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