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ロウきゅーぶ 〜Shiny−Frappe・真夏に咲く大輪の花〜
Seven
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 『一緒にバスケしようぜっ!!!!』
 「……………」

 まさか、昔のどうしようもなくバカでアホで無鉄砲で……

 
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 誰よりもバスケにたいし一生懸命だった小学生時代の自分に励まされるなんて。

 私はバスケットボールを手に取り(誰かから受け取ったような錯覚を受けた)、作ったばかりのゴールを見据える。

 膝を曲げる。大きく息を吸い、全身に血を巡らせる。

 「はい……れぇえっ!!!!!」

 ボールは緩やかな放物線を描き、ゆっくりとゴールに吸い込まれていく。

 決めた。もうこれで終わりだ。もう今後は止めてしまおう。惰性で続けても何の意味もない。


 だから、行くんだ。今度は全力で。もう一度あの舞台へ。

 『何かチョー楽しいっ!!!』
 『楽しいって事は、間違ってないって事だ!!! 自分の感覚ってもんを大事にしなくちゃな!!!』
 『ぜってーそう、そうに決まってる!!!!』
 「……ああ、そうだよ。まさかあんたみたいなどうしようもないアホに教わるなんてさ……」

 ありがとう、マホ……
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