暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第57話 愛、故の殺意
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に放たれ着弾、上空へ大きく弾き飛ばされる。そして飛ばされた先には……大きく足を振り上げた白音ちゃんが!

「落ちて下さい!!」

 そして白音ちゃんの踵落としが鎧の延髄に振り下ろされる! 白い鎧はそのまま地面に向けて撃ち落とされた! そして、撃ち落とされた先には

「喰らえ」

 拳を構えた龍巳が! そして無造作に振り上げられた拳が白い鎧の腹部に突き刺さり、腹部の鎧が粉々に砕け散る!

「ゴハァッ!?」

 そして口の部分から血を吐き出しつつ、再び打ち上げられた! そして

「今にゃ!」

「火織お姉ちゃん!」

「トドメです!」

 それを聞いた火織は左手の脇差しを捨て去り、新たに一振りの刀を創りだして振り上げた。

限定解除(リミット・ブレイク)! 黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)!!」

『『『………………』』』

 そして現れたそれに俺たちは驚きの声を上げることもできず、ただ呆然とするしかなかった。火織が左手に持つ刀にこれといった変化はない。でも火織の背後に10mは軽く超えるであろう人型が、火織の叫んだ名前からすると明王が起立し、火織同様左手に持つとてつもなく巨大な刀を振り上げていた。

 そして火織が刀を振り下ろすと同時、まるでその動きをトレースするかのようにして明王もその刀を白い鎧に振り下ろし、白い鎧を地面へと叩きつけた。














『Divide!』







「……やっぱりね」

 火織がつぶやくと同時、ズンッ! と音を響かせてまるで力が抜けたかのように明王が膝をついた。……あの白い鎧がなんかしたのか?

 そして明王の刀が振り下ろされた地点には……膝をつきつつも破壊された鎧の各所をすでに修復したヤツがいた! おいおい、消耗はしてるみたいだけどあれだけの攻撃喰らって無事なのかよ!

「くっ……はっ……はっはっはっ! これはすごい! これはすごいぞ!! 肝心のコカビエルは見当たらないし、赤龍帝も両親が一般人のつまらん雑魚と聞いて、せめてもとルシファーの妹やバラキエルの娘、レヴィアタンの妹に期待していたが、まさかこんな奴らがここにいたなんて!!」

 そう言って歓喜の笑いを上げる白い鎧。こいつ、何がそんなに嬉しくて笑ってるんだ? どうやら強いやつを期待してるかのような口ぶりだけど………………もしかしてドM!?

「こいつら相手なら俺も遠慮なく戦えそうだ。我、目覚めるは……」

 そしてその白い鎧改めドMさんは何かを唱えようとした、その時!

『いいかげんにしろヴァーリ! そいつらには手を出すなと何度も言っているだろう!!』

「……チッ、なぜ邪魔をするアルビオン。先程から頭の
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