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VenusBlood-d×d-
エンブリオの五姉妹
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後悔させてあげます」
そして戦いは始まったが正直言うと退屈ね、最初はカトレアが魔力弾を放ってきたけど私はそれを消滅の魔力をまとわせた鞭で防ぎ反撃に鞭を振るう。消滅の魔力をまとった鞭は触れた物を消滅させる、カトレアは防御結界で防ぐけど鞭は容易く防御結界を破って行く。
カトレアは鞭をかわしたけれど追撃を掛けないほど私は貴女に優しくないわよ、鞭を必死に回避するけどカトレアはまるで私が操る人形の様に踊る。

「こんなものなのかしら?真の魔王の血族と言うのは大した事無いわね」
「殺す、殺してやる!!」
余りにも一方的過ぎて私はカトレアを挑発する、すると散々バカにされていよいよ堪忍袋の緒きれたのかカトレアが懐から蛇が入った小瓶を取り出し蛇を飲み込む。するとカトレアから膨大な魔力が溢れて来る、オーフィスの蛇かしら、確かに強くなったけど他人の力を借りて魔王と名乗って恥ずかしくないのかしら?

「これで貴女を殺してあげるわ」
「あらそう、じゃあどうしましょ」
「命乞いでもしたらどうかしら、まあ今更命乞いをしても遅いわよ、私を侮辱した事を後悔しなさい」
「フフフ、面白い冗談を言うのね。ならお礼にエネルゲイヤの力の一部を見せてあげる、魔導石クイーン魔導石≪アルカナギア≫始動≪ドライブ≫、エクシーデゥブースト」
胸元のペンダンにはめられた私の髪色と同じ紅色の魔導石が光を放ち私の足元に巨大な魔法陣が展開される、それと同時に私の魔力が跳ね上がるオーフィスの蛇で強化されたカトレアを上回り、それでも魔力は上がり続ける。
「おいおい、どうなってんだ!?」
「リーネ、この魔力は一体!?」
「これが神を恐れぬ者達の力なのですか!?」
四大魔王、堕天使の総督、セラフの天使長それ以外の者達も驚愕の表情を浮かべながら私を見る。

「な、何なのよ!?至高の悪魔である私がオーフィスの蛇で強化されたのに、なんで偽りの魔王の妹の貴女が、私を超えるのよ!?」
「これが魔導都市の力よ、この魔導石は持ち主とこの魔導石と共鳴する魔導石の効力とその持ち主の力を引き上げる、冥土の土産に良い物が見れたでしょ、じゃあねカトレア」
ザシュ、ザシュ、カトレアの胸から光の槍がはえる。

「い・・や、きえ・・た・・く・な」
カトレアが消滅していく、そして完全消滅した後に残ったのは私と黒と白の光を放つ魔導石が付けられたブレスレッドを着けて光の槍を構え天使と堕天使の翼を広げたクピトとファレンクピトだけ。

「おい、ミカエル!!あれはお前のとこの天使じゃないのか!?」
「残念ながら神が居なくなってから天使は産まれていません」
「じゃあ、あいつ等は」
「そうでしょうね」
「無茶苦茶だろう、神を恐れないからってやりたい放題か、あの引きこもり娘」
天使や堕天使達が慌ててるようね、まあそ
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