27話
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とくらいはできるようになりました」
夕は自分の記憶と他人の記憶を最低限、整理できたのかすっきりしていた。
「他人の記憶ですか。その人の名前はわかりますか?」
「名前は「ピピピ」」
はやてに連絡がくる。
「誰やこんな時に………ユーノ君からや」
通信相手はユーノであった。通信を繋ぐとユーノの姿がホロウィンドウごしに映る。
「はやて、わかったよ!あの遺跡は古代ベルカ時代の王の子供が歴代最強の王の力と遺伝子、記憶を後世に残すために作ったものだったんだ!」
ユーノは驚愕の事実を発見していた。
「なんやて!そ「割り込み失礼します。騎士カリムです」…カリム」
カリムははやてを遮って会話に割り込む
「スクライア司書長。その王の名は?」
今のカリムには抗えない迫力があった。
「…獅子王 レオ・レグルスです」
「ベルカ時代に近接格闘、最強と呼ばれたレオ・レグルスですね?」
「はい。間違いないかと…」
確認をとったカリムは次に夕を見る。
「夕さん。あなたの中にある記憶はレオ・レグルスのもので間違いないですか?」
夕はもう一度、記憶を漁る。
「ええ。この記憶の持ち主はレオ・レグルスと呼ばれていました。戦乱時代の戦いの記憶もあります」
確定する。夕にはレオ・レグルスの遺伝子、力、記憶が混ざっている。
「そうですか…夕さん。あなたが落ち着いたらで構いません。獅子王の記憶について、お聞きしたいのですが?お願いできないでしょうか?」
カリムは夕に頭を下げる。古代ベルカ時代を研究している聖王教会からすれば夕の持つ獅子王の記憶は喉から手が出るほど欲しいものなのだ。
夕としては正直な話、面倒だった。たが今後のことを考えると聖王教会の助けがあるとないではかなり違ってくる。考えた末に夕は受け入れることにした。
「わかりました。すぐにとは言えませんが記憶の整理が終りしだい獅子王の記憶についてお話します」
「ありがとうございます。可能な限りお礼はさせて頂きます」
この話はここで終り、元の話に戻る。
「話は戻すで、夕君に獅子王の記憶と遺伝子、力が入ったことはわかった。後の問題はどうして夕君が小さくなっているのかってことやな」
確かに変だ。遺伝子が混ざったのはわかったが、どうして夕の体は小さくなっているのかが不明なのだ。その疑問に答えたのユーノだった。
「たぶん。再構築するときの矛盾を減らすためじゃないかな」
「矛盾?」
はやてが聞き返す。
「うん。一人の人間に他人の遺伝子情報を混ぜて再構築するのはロストロギアを持ってしても簡単じゃない。恐らく獅子王と夕は身長も体重も違うがらどちらの身長に合わせるかもそうだし、それ以外にも様々な矛盾が再構
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