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高音
第一章
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。酒じゃないとな」
「不安は消えないぜ」
「それでも。酒を飲むとかえって駄目だ」
 勿論煙草も吸わない。彼は神経質になっていた。
 それでだ。彼は酒は断りだ。ストレスを溜めていっていた。それはやがて舞台にも影響していっていた。彼が出るべきそこでだ。

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