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妖精の義兄妹の絆
天空の巫女と亡霊
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キィ

しかし、それをグレイが剣を氷づける事で止めた。
「貴様はこの女の命より腕の方が大事か?」
「他に方法があるかもしれねぇだろ?短絡的に考えるなよ。」
リオンとグレイが口論をしている間に、
「あ…。」

ドサ

体力が限界だったのかエルザは気を失ってしまった。
「エルザ!!!」
「まずいよ!!このままじゃ毒が体中にまわって…。」
そのとき、
「ウェンディなら助けられるわ。」
みんながシャルルに視線を写す。
「今さら仲間同士で争ってる場合じゃないでしょ。力を合わせてウェンディを救うの。ついでにオスネコも。」
「あの娘が解毒の魔法を?」
「すごいなァ。」
そこにタクヤがシャルルの説明に補足する。
「解毒だけじゃない。解熱や痛み止め、キズの治癒もできるぞ。」
「あ、あの…、私のアイデンティティーは…。」
一夜は顔に脂汗をかきながら呟いた。
「治癒って…失われた魔法“ロストマジック”じゃなくて?」
「まさか天空の巫女ってのに関係あるの?」
シェリーとルーシィがタクヤたちに質問した。
「あの娘は天空の滅竜魔導士、












天竜のウェンディ。」
シャルルの一言にみんなは驚愕した。
「ドラゴンスレイヤー!?」
「詳しい話は後!!ってゆーかこれ以上話すことはないけど。
今、私たちに必要なのはウェンディよ。そして目的はわからないけどあいつ等もウェンディを必要としている。」
「…と、なれば。」
「やる事は一つ。」
「ウェンディちゃんを助けるんだ。」
「エルザのためにも。」
「ハッピーもね。」
「おっし!!!!」
「よっしゃあぁ!!!」









「行くぞォ!!!!!」
「オオッ!!!!!!」
今ここに連合軍は一つとなった。












一方その頃、古びた廃村
ここはかつて古代人の都があった。そこにある洞窟は村の神事の際に巫女が籠り神託を得たという。
そこに六魔将軍とウェンディ、ハッピーがいた。

どかっ

「きゃっ。」
「ぎゃわ。」
ウェンディとハッピーは洞窟の奥に突き飛ばされ尻餅をついた。
「乱暴にするな!!!女の子なんだぞ!!!」
そのとき、
「もびゅ。」
ハッピーはブレインに顔をつかまれていた。
「むーむー。」
「ハッピー!!!」
ハッピーは息が出来ずにいた。
「フン。」

ポーン

ブレインはハッピーを投げ飛ばした。
「きゅううう。」
ハッピーはそのまま気を失ってしまった。
「ブレイン、この女は何なんだ?」
レーサーはブレインに質問する。
「ニルヴァーナに関係してんのか?」
「そんなふうには見えないゾ。」
「そうか!!!売ってお金
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