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天使舞う、この世界
NO.13 聖剣来日
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!今行くよぉぉぉぉっ!」

黒歌が吠える。というより鳴く?
何故こうなったか、それはちょっと前まで遡る。

時刻は午後4時頃。学校だったら放課後になって部活動をしている時間帯である。
オーフィスが探知をしていた時だった。

「黒歌」

「ん?なんにゃ?オーフィス」

「黒歌の妹、白音だった?」

「ん?白音がどうしかしたのかにゃ?」

「白音の近くに聖なるオーラが二つ」

以上。この会話でわかったであろう。シスコンスイッチがオンになったのだ。

「オーフィス!位置は!?」

「ん。案内する」

黒歌とオーフィスは外出用の服に着替える。俺も念のため着替える。ストッパーが居ないと何仕出かすか分からん!
下手をすればイリナとゼノヴィアが殺されかねん!となると偽装も持っていかないと!

「早くするにゃ!」

黒歌お前早えよ!ちょっと待て!

全員が着替えを終え、オーフィスの案内に従って走るのだった。


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オーフィスの案内に従って到着した場所は駒王学園だった。
隠密をしてさらに細かく進んでいくと、木造の校舎の裏手のちょっとした広場に到着した。

そこでは、赤い円筒状の結界に囲まれ対峙する木場、イッセーとイリナ、ゼノヴィアだった。
ああ、木場がエクスカリバーと相対してぶちギレている時か。
白音は結界の外から見ている。

「よかったわね。とりあえず白音は無事みたいよ」

「よかったにゃぁ〜」

「ん。一安心」

目先の危機はなかった。色々な意味でよかった。
来たついでに、聖剣を間近で見ることにした。
が、俺は別の物に目を奪われた。

今いる位置から近い『破壊の聖剣《エクスカリバー・デストラクション》』を見ようとした。
しかし、俺は持ち主であるゼノヴィアがそうである証を宿しているのを見た。
黒色の結晶。そのなかには白色で『]』と書かれている。

霊結晶(セフィラ)

『天使』を宿す者が宿す結晶。
ゼノヴィアも精霊か・・・・・・。色と番号からして、恐らく『鏖殺公(サンダルフォン)』だ。
これは収穫だな。ていうか、『鏖殺公(サンダルフォン)』があるのならデュランダル要らなくね?まあまだ顕現できないだろうが。

「それで?白音は無事だったけどどうするの?」

「念のため見守るにゃ」

黒歌は見守るらしい。さて、オーフィスは・・・・・・

「オーフィスはどうするの?」

「レイナーレといる」

即答かい。俺といて何か楽しいのかな?

とか話していたら、
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