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インフィニット・ストラトス 自由の翼
シャルルの秘密と春奈の新たな友達……です。
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トルまでに調整を間に合わせましょうね、更識さん。」

「……簪でいい。」

「……わかりました。がんばりましょうね、簪ちゃん。」

「うん。……このままよろしく、春奈。」

「はい、お任せください!」

私たちは月末に行われるIS関連行事のタッグロワイヤルに向けて打鉄弐式の調整を確実に進めていくのでした。

私は負けませんよ。一夏、天地くんも私のライバルなのです。




○Noside

春奈たちが第2整備棟に篭るようになって少しの日にちが経ったある日のこと。

タッグバトルに向けての訓練をアリーナ閉鎖時間ギリギリに終えた天地は疲れた体を引き摺るように自室に戻っていた。

「ちょっと無茶しすぎたか……さっさとシャワーを浴びて体を休めるか。」

そんな独り言をつぶやきながら天地は部屋のドアをノックもなしで開けた。数秒後彼はその心づかいを忘れたことを後悔することになる。

「ただいま……シャルル?いないの―――」

「て、天地っ!?」

今やシャルルと天地は互いを認め合い、完全な呼び捨てで呼び合っていた。これはやはり信頼の現われなのであろう。

さて、その話は横において置き……天地の目の前には女子(・・)がいた。

白磁のように白い肌に艶やかな金髪。目鼻の筋は整っていて異性、同姓にも人気の出そうな顔立ちでその瞳はアメジストのようなきれいな紫であった。

自分のサイズに合う服が無くて天地の私物を借りたようでその女子は裸にブラウスを着ていた。

こんなときに不謹慎と思いながらも天地はまぶしく輝く絶対領域をガン視した後ゆっくりと視線を上げた。

「お前もしかして……シャルルなのか?」

「そうだよ……天地。」

目を見て話す天地に対して目を泳がせるシャルル。シャルルは明らかに動揺しているようだった。

「ふ、服はどうしたんだよ。」

「汚れちゃって……洗濯中だよ。今乾燥にかけてるんだ。」

「そ、そうか。」

「「……」」

それからしばらくお互いに背中を向けてお互いの気持ちを落ち着かせていた。

「「……」」

そして沈黙してから小一時間経過した頃だろうか。

「「……」」

ピー……

「……服、着替えてくるね。」

「あ、ああ。」

天地はそう答えるのがやっとだった。

そしていつものようにラフなジャージで過ごすシャルルだった。ただし、そこに居たのはやはり女子だった。




○side天地

「さて、シャルル。俺はお前のことを信じている。」

俺はシャルルにできるだけ優しそうな口調を心がけてそう話しかけた。

この言葉を聴いたシャルルは少しだけ思いがけないことを聞いたと言うような顔をしていた
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