業火眠る灼熱の地
[1/11]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
Re:SYMPHONIA
#3 業火眠る灼熱の地
村はずれの平原に、追放をうけた二人と一匹はいた。
ノイシュ「クォーン」
アクセル「ん? 何だノイシュ どうしたんだ?」
スザク「ほら、荷物の口が開いてるよ。アクセルが落としたんじゃない?」
アクセル「そっか、サンキューなノイシュ。 どれどれ・・・これ、親父の手紙だ・・・」
スザク「ダイクおじさんの?」
アクセル「ああ、えっと・・・」
『アクセルへ
旅の心得は読んだか? ドワーフの誓いから代表的な言葉七つと
旅に必要な知識が 書いてあったはずだ。
これでコーネリア嬢ちゃんを しっかり守ってやるんだぞ。
お前を拾って育てるようになって もう14年が経った。
まだ よちよち歩きだったお前は 俺のことを怖がって泣いてばかりいたな。
それが 今じゃ立派な剣士になった。
人間ではない俺を親父と呼んでくれて お前には感謝してるんだぞ。
いつかお前が一人前の男になったら、俺からプレゼントがあるからな。
そいつを楽しみに しっかり戦って来い。
ダイク』
アクセル「親父・・・」
―House 2 祈りの小屋・イセリア―
世界(シルヴァラント)の各地には、祈りの小屋という、休憩所がある。
世界再生の旅に出る神子たちを労う憩いの場として設けられているシルヴァラント公認の
施設である。
スザク「ただ歩き回ってるだけじゃコーネリアたちを見つけるなんて無理じゃないかな?」
アクセル「行く先々でコーネリアのことを聞いてみようぜ」
スザク「ま、それしかないよね。じゃ、そこにいる人に聞いてみようか。 すみませーん」
行商人「ん、なんだい?」
スザク「コーネリア・・・神子さまのご一行が ここを通りませんでしたか?」
行商人「さあ。見なかったねぇ・・・」
スザク「そうですか・・・」
二人は進展のないまま祈りの小屋を出る。
アクセル「なあ、スザク」
スザク「なに? アクセル」
アクセル「なんでディザイアンなんかいるんだろうな 奴らさえいなければ、みんな幸せ
に暮らせるのに」
スザク「そうかな・・・ホントにみんな幸せに暮らせるのかな」
アクセル「え、スザ・・・」
スザク「あ、ゴメン ディザイアンが悪の元凶なんだよね」
アクセル「んなこと、決まってるだろ」
スザク「・・・うん、そうだよね・・」
スザクは哀しい顔でうつむく。果たしてスザクに秘められた気持ちは・・・
そして二人は進み、イセリアより南に位置す
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ