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妖精の義兄妹の絆
六魔将軍現る!
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タクヤだ。一体なにがあったんだ!?」
「…お、六魔将軍の一人にやられた…。しかも、作戦もばれてしまっている。」
「そんなっ!!?」
「ぐふっ。」
ジュラは口から吐血した。
「!!待ってろすぐに応急処置してやるから。」
「それは私に任せておきたまえ…。」
奥から声が聞こえてきた。
「誰だ!!」
「私は青い天馬の一夜だ。心配するな…、君の味方だ。」
現れたのはぼろぼろの白のスーツを纏い、顔にキズを負っている。
「あんたも怪我してるじゃないか。」
「メェーン、私は大丈夫だ。この痛み止めの香りが効いているからね。」
「香り?」
タクヤが質問はすると一夜は1つの小瓶を見せた。
「これが私の魔法だ。いろいろな効果を持つ魔法の香りを自在に操ることができるのだよ。」
「へぇ、とにかくその痛み止めの香りってのをやってくれ。」
「わかった。」

キュポンッ

一夜は痛み止めの香りを使った。
「な、なんと…痛みが和らいでいく…。」
ジュラがその場に立ち上がった。
「礼を言うぞ、一夜殿。」
「だか、しばらくは動かないほうがいいですよ。」
「しかし先に行った者たちが気掛かりだ。」
ジュラはすぐさま別荘を出ようとする。
「じゃあ、他のみんなは先に行ったのか。」
タクヤはジュラに尋ねた。
「あぁ。」
「なら、おっさんたちはしばらく休んでから来てくれ!俺が先に行く。」
「しかしだな…。」
「私はまだ29だ!!!」
一夜はおっさんと言われたのが嫌だったらしく、タクヤに抗議した。
「心配すんな、それに痛み止めの香りが効いているからって出血量は多いんだから、
いざってときにバテたら元も子もないだろ。」
「…むぅ、仕方ない。私たちも回復次第すぐに後を追う。」
「メェーン、頼んだぞタクヤ君。みんなが目指しているのは北にあるワース樹海だ。」
「おう!まかせろ!!」
そう言ってタクヤは別荘から走り出した。
(「待ってろよ!ウェンディ、みんな…!!!」)
タクヤはスピードをあげた。




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