暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―振り子の担い手―
[8/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
しかいないため、当然ながら連弾の魔術師の攻撃力が1000ポイント上昇する。

 更にこれだけでは終わらない。攻撃力を上げるというコンバットトリックらしい効果だが、残念ながら《ヒュグロの魔導書》は通常魔法、コンバットトリックには使えない。だが、今回の場合はそれだから良い……通常魔法が発動したことにより、連弾の魔術師の効果が発動する。

「連弾の魔術師の効果発動! 通常魔法を発動した時、相手に400ポイントのダメージを与える!」

「ほう……?」

戦士長LP3100→2700

 連弾の魔術師が持つ火球の一つが戦士長へと炸裂する。戦士長はダメージを受けたことより、その効果の方に興味を示したようだったが、しっかりとライフポイントを削って、俺と戦士長のライフが微々たる差ではあるが逆転する。

「バトル! 連弾の魔術師で起動兵士デッドリボルバーを攻撃!」

 力を与える魔導書こと《ヒュグロの魔導書》の効果で攻撃力が上がり、連弾の魔術師は巨大な火球を作り出す。起動兵士デッドリボルバーも負けじと連弾の魔術師に向かって来るが、発射された巨大な火球には対抗することは出来ず、はめ込んでいた《レッド・ガジェット》を遺して破壊された。

戦士長LP2700→2100

 更に、《起動兵士デッドリボルバー》を破壊しただけでは終わらない。《ヒュグロの魔導書》には攻撃力を上げる効果だけでなく、相手モンスターを破壊した際に発動する効果がある。

「《ヒュグロの魔導書》が適応されたモンスターが相手モンスターを破壊した時、デッキから魔導書を手札に加えることが出来る!」

「だが私も《補給部隊》の効果で、一枚ドローさせてもらうとしよう」

 《起動兵士デッドリボルバー》が破壊されたことにより《補給部隊》の効果が発動し、戦士長はカードを一枚ドローする。その効果と同じように力の魔導書は、更なる魔導書をデッキから呼び込む効果をも持つ。俺がデッキから手札に加えるカードは、新たな魔導書を作り出す力を持つ《グリモの魔導書》。

「メイン2、《グリモの魔導書》の効果を発動! デッキから更に魔導書を手札に加える……そして通常魔法が発動したことにより、連弾の魔術師の効果が起動する!」

 《グリモの魔導書》、その効果はまたもや魔導書を呼び込むこと。一枚のデッキ圧縮と《連弾の魔術師》の効果の発動を伴い、更なる魔導書を手札に加えつつ、連弾の魔術師が戦士長に火球を放つ。この効果の恐ろしいところは、一ターンに何度となく発動することが出来る、ということだ。

戦士長LP2100→1600

「……モンスターとカードを一枚ずつ伏せ、ターンエンド」

 しかし《グリモの魔導書》で手札に加えたカードは通常魔法ではなく、《連弾の魔術師》の効果はここで打ち止め。だ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ