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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth2この地にて友となる君に名を贈る〜ReunioN〜
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・・!?」って警戒心丸出しで睨む。
「どうして怯えるの? オーディンさんはわたし達を守ってくれているんだよ」
「エリー! 彼は普通じゃない! たった1人で、あんなにも簡単に死神たちを殺したのよっ!」
アンナがわたしの両肩を掴んで、真っ直ぐ目を見て怒鳴ってきた。本気だ。確かにオーディンさんは普通じゃないよ。それくらいわたしにだって解ってる。武装も無しで魔導を使って、しかも魔力変換資質が1つだけじゃない。だけど、ちょっとしか話してないけど、でも悪い人じゃないっていうのも判る。だから怯える事もないし、恐れる事もない。
≪Explosion≫
アンナと見つめ合っている中で聞こえたソレ。2人して一緒に声の出所を見る。団長が携えている大剣からだ。カートリッジシステム。高位の騎士が持つ武装に備え付けられた機能。
「うおおおおおおおおおおおッ!」
団長が大剣を構えてオーディンさんに突っ込んだ。対するオーディンさんは「ジャッジメント!」って指を鳴らす。それが号令だったんだ。空に浮かぶ槍が一斉に振って来て、団長を貫こうとする。
――パンツァーガイスト――
団長を覆う緑色の魔力障壁。団長はそのまま突っ込んで来てオーディンさんに肉薄。振るわれる大剣。オーディンさんはグッと後ろに下がって一撃目を避けた。大剣が斬り返される。オーディンさんに当たるというところで空から四本の炎の槍が落ちてきて、それが盾となった。さらに空から雷と氷の槍が十数本と振って来て、団長を後退せざるを得なくようにした。
――烈火一閃――
後退の最中に大剣を振るって炎の斬撃を飛ばす。オーディンさんは左人差し指を向けて、
――
煌き示せ
(
コード
)
、
汝の閃輝
(
アダメル
)
――
見惚れるほどに綺麗な蒼い砲撃を撃った。二人の間で衝突した斬撃と砲撃。視界が潰れるほどの爆発が起きた。そんな中でも聞こえる≪Explosion≫っていうカートリッジの装填を報せる声。
「エリー、ここに居たら巻き込まれるっ。離れよう!」
「でも!」
「それよりも私たちの仕事をするべきよっ! 街の人たちの安否確認!」
そう言われたらわたしは頷くことしか出来なかった。生き残っている人が居たら助けないと。出来ればカール先生も無事でいてほしい。煙幕の中に居るオーディンさんを見る。「ごめんなさい」って謝って踵を返して街に出る。
†††Sideエリーゼ⇒ルシリオン†††
カートリッジシステムなんて随分久しぶりに見たな。効果は未来も
過去
(
いま
)
も同じで、ワイリーの魔力を爆発的に上げている。
――炎塵一閃――
煙幕の中に緑色の炎が揺らめいているのが見える。大気を操って突風を起こし、煙幕を晴らさせる。その直後にワイリーが突っ込んできた。ベルカの騎
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