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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth2この地にて友となる君に名を贈る〜ReunioN〜
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す術なく階下へ落ちた。今ので死んではいまい。武器を携え、私を殺すために戦闘を仕掛けてくるだろう。それでいい。全力を以って挑み、そして無力を噛みしめ死んでいくがいい。

「恐い思いをさせてすまないが、もうしばらくそうして待っていてくれ」

少女たちが安心出来るよう微笑みかける。すると「はい?」と良い返事をした。それを確認した事で私も階下へとゆっくり降下。一階にまで降りると、連中のほとんどが気を失っていた。気を失っていない奴らも居るが、落下の衝撃によるダメージの所為か動かない。そんな敵性騎士たちの中でまともに動いているのが隊長だ。戦斧を手に私を待ち構えていた。

「貴様は何者だ。これほどの魔導を媒介もなく発動させるとは、余程名のある者なのだろう?」

「先程も言った通り答える必要はない」

――無慈悲たれ(コード)汝の聖火(プシエル)――

蒼炎の大蛇プシエルを発動する。床からの最初の出現でプシエルに呑み込まれた4人の敵性騎士は灰も残らず燃滅。轟々と燃えるプシエルを呆然Tと見上げている隊長。後悔してももう遅い。

「プシエル、力を示せ」

そのまま隊長以外の敵性騎士数人をプシエルに呑み込ませる。ようやくここで隊長が「やめろっ!」と戦斧を手に突撃してきた。その場から動くことなく待ち構え、

――暴力防ぎし(コード)汝の鉄壁(ピュルキエル)――

あと少しで戦斧が私に届くかどうかというところで魔力障壁を展開して防御。隊長は弾き返され後退。明らかに動揺が見える。私のようなタイプと戦った事が無いのだろうな。

「殺した者には必ず殺される報いが訪れる。貴様にも、私にもだ。貴様は今この場で。私はいつかの未来で、だ」

隊長以外を焼殺し終えたプシエルを解除、消滅させる。これ以上はここで時間はかけられないな。早々に片付けて街へ向かわなければ。

「悪いがこれで幕にさせてもらう。街へと向かい、貴様たちの仲間をどうにかしないといけないからな」

――舞降るは(コード)汝の麗雪(シャルギエル)――

蒼い氷で構成された槍を15基展開。槍の穂先は全て隊長に向けられている。それが判っているからこそ隊長は身構え、いつでも迎撃か防御か回避かに移れるようにしている。しかし残念。私の周囲に展開されている14基のシャルギエルにしか意識を向けていない。己の背後で待機している15基目のシャルギエルに気付かないまま逝け。

凍衝粛清(ジャッジメント)

指を鳴らし号令。隊長は目の前から迫り来るシャルギエルを対処しようとしたところで、背後からのシャルギエルに胸を貫かれた。終わりだ。続けて前面から迫るシャルギエル14基に全身を蹂躙されて、隊長は即死。せめてもの慈悲で苦痛なく逝かせてやった。

「そこの2人! 街を
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