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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth2この地にて友となる君に名を贈る〜ReunioN〜
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おこう」

――第四波動――

吸収した熱エネルギーを火炎砲撃として放つ。直撃はさせない。アギトを傷つけてしまう可能性がある。奴の頭上を過るようにして空へと消えていった第四波動を見送る。

「・・・はは・・・はははは! すげえすげえ! 殺すのが勿体無いくらいに――」

――炎塵一閃・零式――

「――すげえよっ!」

紫炎を纏わせたピュロマーネを振り上げて突撃してきた。こうも真っ向から突っ込んでくるとは、奴は自滅好きか? アギトを傷つけないように注意して、奴を墜とさないといけない。ならばまずは・・・・確保、だな。

(なのは、君の魔法を使わせてもらうぞ)

――レストリクトロック――

桜色の縄状のバインド。かつての親友・高町なのはが誇る最高の捕縛魔法だ。こいつに一度捕まってしまうとかなり厄介だ。破壊するのに結構苦労するから時間が掛かる。だが奴はレストリクトロックを完全に見切り、紫炎纏う“ピュロマーネ”で斬り裂き破壊。甘く見過ぎていたか。だがそれで終わりだと思うな。私の捕縛結界は容易くないぞ。

――チェーンバインド――

――リングバインド――

奴の全方位から鎖状のバインドを12本と伸ばし、四肢を狙って円環のバインドを4つ発動。奴は「確信したぜっ。アンタ、シュトゥラどころかベルカの人間ですらねぇなっ!」と私を睨み、「まあどっちもでいいがな!」と言い放ち、跳躍してリングバインドを回避し、チェーンバインドをパンツァーシルトで防御。防ぎきれなかったチェーンバインドは“ピュロマーネ”で破壊。おお、結構すごいな。

「プロトタイプ! 炎熱強化だ!」

――烈火刃――

“ピュロマーネ”の刀身に紫炎ではなく紅蓮の炎が生まれた。アギトの烈火刃で間違いない。炎熱付与武器強化魔法。第四波動の前に火炎は無意味だと判らないのか、奴は。いや、それは油断だな。クズだが剣の腕は良い。

「喰らいやがれぇぇーーーーッ!!」

――真・炎塵一閃――

刀身より伸びる火炎の刃。魔力は莫大で、火力もまた尋常じゃない。大気を焼いていて、周囲の酸素が一気に薄まっていく。火の粉が宙に舞う。

(シグナムとアギトのユニゾン時とは比べるまでもない強化だな・・・)

私へ振るわれる炎剣。横薙ぎの一閃だ。回避してもいいが、それでは屋敷を傷つけてしまうな。なら防御か迎撃だ。私はもちろん・・・

――熱エネルギー吸収――

真っ向から受け止め、炎剣の吸収を開始する。その間にも奴を捕らえるために先程と同じ捕縛結界を発動。この状態では2つの道しかないぞ。捕らわれるか、攻撃を中断して回避するか。どちらもゲームオーバーだがな。奴は炎剣を解除――攻撃中断という道を選んだ。それで3つのバインドの対処に移り、先程と同じように斬り裂いて
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