第10話:おはなみに行こう!−1
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うよ。
私ですら最近そう思うんだから」
「ふーん、そんなもんなんだ。
ところでさ、姉貴っていまだにパパ・ママって呼ぶよな。
いいかげん変えようとは思わないのかよ」
「ちゃんと外では"父・母"っていってるもん。 いいじゃない、家の中でくらい」
「別に悪いとは言ってないよ。 ガキっぽいとは思うけど」
「なっ!?」
「それにしてもさ、姉貴って父親嫌いの時期ってないよな。
"パパうざーい"みたいな」
「むぅ・・・、ガキっぽいってのがまだ引っかかってるんだけど・・・・・。
まあ、いいや。 うん。 だってパパ好きだもん」
「・・・ファザコン?」
「ちがうの!! 家族として好きってだけなの!!
だいたい、ティグアンだって最近、ママと話すとき顔赤くなってるよ。
特に夏の時期とか」
「うっ・・・。だって、母さん若いだろ。 なんか歳とらないし。
それが薄着でハグとかしてくるんだぜ。 そりゃドキっとくらいするっての」
「母親なのに?」
「母親でもだよ。 思春期男子の性欲なめんな。
背中に当たる胸の感触とか、勘弁してほしいくらいだ」
「・・・まさか、私のこともそんな目で見てないよね?」
「・・・・・」
「ちょっと! そこで黙っちゃダメ!! ホントにやめてよね!」
「わかってるって」
「・・・怪しいなぁ。 そういえば、ジュリアにもキスばっかり
迫ってるらしいじゃない」
「ぶっ! 誰に聞いたんだよ!?」
「ジュリア本人に相談されたの。 あの子本気で悩んでたよ。
"ティグアンのことは好きだけど、まだそういうのは早いんじゃないかな"って」
「・・・気をつけます」
「そうして。 あんまり過ぎるようなら、フェイトママに報告しますから」
「それはやめてくれ。 説教2時間コースになる」
「じゃあ、あの子が嫌がることはしないようにしなさいね」
「了解です。 以後気をつけます」
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