暁 〜小説投稿サイト〜
特殊陸戦部隊長の平凡な日々
第10話:おはなみに行こう!−1
[6/6]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
うよ。
 私ですら最近そう思うんだから」

「ふーん、そんなもんなんだ。
 ところでさ、姉貴っていまだにパパ・ママって呼ぶよな。
 いいかげん変えようとは思わないのかよ」

「ちゃんと外では"父・母"っていってるもん。 いいじゃない、家の中でくらい」

「別に悪いとは言ってないよ。 ガキっぽいとは思うけど」

「なっ!?」

「それにしてもさ、姉貴って父親嫌いの時期ってないよな。
 "パパうざーい"みたいな」

「むぅ・・・、ガキっぽいってのがまだ引っかかってるんだけど・・・・・。
 まあ、いいや。 うん。 だってパパ好きだもん」

「・・・ファザコン?」

「ちがうの!! 家族として好きってだけなの!!
 だいたい、ティグアンだって最近、ママと話すとき顔赤くなってるよ。
 特に夏の時期とか」
 
「うっ・・・。だって、母さん若いだろ。 なんか歳とらないし。
 それが薄着でハグとかしてくるんだぜ。 そりゃドキっとくらいするっての」

「母親なのに?」

「母親でもだよ。 思春期男子の性欲なめんな。
 背中に当たる胸の感触とか、勘弁してほしいくらいだ」

「・・・まさか、私のこともそんな目で見てないよね?」

「・・・・・」

「ちょっと! そこで黙っちゃダメ!! ホントにやめてよね!」

「わかってるって」

「・・・怪しいなぁ。 そういえば、ジュリアにもキスばっかり
 迫ってるらしいじゃない」

「ぶっ! 誰に聞いたんだよ!?」

「ジュリア本人に相談されたの。 あの子本気で悩んでたよ。
 "ティグアンのことは好きだけど、まだそういうのは早いんじゃないかな"って」

「・・・気をつけます」

「そうして。 あんまり過ぎるようなら、フェイトママに報告しますから」

「それはやめてくれ。 説教2時間コースになる」

「じゃあ、あの子が嫌がることはしないようにしなさいね」

「了解です。 以後気をつけます」


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ