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VenusBlood-d×d-
魔導都市の思惑
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妹とその眷属だ」
と、サーゼクス様が俺達を紹介する。

「報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」
「悪かったな、俺の所のコカビエルが迷惑かけた」
ミカエル様は丁寧に言うが、アザゼルの方はかなり雑だ殺されかけたんだぞ。

「そこの席に座りなさい」
サーゼクス様がそう言うとグレイフィアさんが俺達を席へと案内してくれた、そこには既に生徒会面々が既に居た。

「さて後はあの引きこもり娘だけか」
アザゼルがそんな事を言っていると会場に魔法陣が現れる、その魔法陣は手と手を取り合うような紋様の魔法陣で今までに見た事の無い魔法陣だった、その魔法陣から人が現れる、部長やサーゼクス様と同じ紅髪に同じ紅色のドレスに黒い鎧を合わせた様な格好をしたリーネさんが人を引き連れて現れた。
リーネさんの右側に白と黒のワンピースの様な服を着た瓜二つの少女達、左側に数多の傷跡が刻まれた筋骨隆々な身体に鎧を纏い巨大な斧を持ったライオン男と先日学園に現れてコカビエルをと戦ったヨルムちゃん、後ろには5人の一見すると普通の少女に見えるが身体に刺さったコードや埋め込まれた機械部品で彼女達が普通で無い事はすぐに分かった。

「どうも魔導都市のリーネ・グレモリーです」
そう挨拶したリーネさんが頭を下げる、周りの人?達も頭を下げる。

「魔導都市ですか、あまり良い噂を聞きませんが今回の事は感謝しています」
ミカエル様はリーネさんの事をあまり良く思ってないらしい、やっぱり天使にとって命を産むという事は神聖な事みたいだから受け入れがたいんだろうな、一方のアザゼルは目をキラキラさせながらリーネさんを、正確にはリーネさんの後ろの少女達を見ていた。

「おい、まさかそいつ等がもしかしてエンブリオか?」
「ええ」
「本当かよ!?噂には聞いてたが」
エンブリオ?彼女達の種族名かな、リーネさんがそう言うとアザゼルは席から立ち上がり、彼女達に近寄りじろじろと見始める。

「じろじろ見るな、鬱陶しい」
じろじろと見続けるアザゼルが癇に触ったのか少女達の中の気の強そうな青髪の子が睨みながらアザゼルに毒を吐く。

「口悪いなお前」
「貴様がジロジロ見るからだ」
「まあまあ2人とも。アザゼル様、機人とはいえ心は年頃の娘ですそんな娘をジロジロと見つめるのは堕天使の総督としてはどうかと、ルルもアザゼル様は貴方達に興味が御在りなのだから怒らないであげて」
「分かりました、罵ってすみませんでした」
「いや、こっちこそ少し配慮が足りなかったな、悪かった」
「アザゼル様、エンブリオの事なら今度エネルゲイヤにお越しなった時にでも、アザゼル様程の研究者の意見を聞けるなら我等エネルゲイヤは喜んでお招きいたします」
リーネさんは微笑みながら堕天使の総監と話している。

「そろそ
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