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VenusBlood-d×d-
魔導都市の思惑
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悪魔と違って理性的な方が多いから。

「2人の存在は三大勢力に大きな波紋を呼ぶわ、2人の存在を悪魔勢力に知られれば2人とエネルゲイヤの技術を差し出すように言って来る、私は自分の子供を差し出すくらいなら守る為に戦って死んだ方がマシなの」
かつて私達を否定した悪魔達が厚かましく私達の力を欲する、そう考えると我慢ならなかった。かつての私なら同族の悪魔の力になっただろう、でも今の私は悪魔より子供達を守る方を取る。だが私は一介の公爵、魔王が命じたらそれに従わなければならないそうしてまた裏切られるかつて見捨てられたように。ふざけるな!!何が魔王だ!!何が超越者だ!!また子供達をあんな目に合わせるくらいなら私は魔王を討つ。

「・・・・・そこまでのお覚悟なら、私が言う事は有りません、私はただ貴女を守る為に戦いましょう」
「俺だって!!」「私も!!」
私とティアのやり取りに連呼して続々と声が上がり、会議室全体を興奮が包んでいる。

「護衛にはララ、ルル、エナ、ジーオ、トゥリアがそれぞれエンブリオ師団を率いて頂戴」
「「「「「はい!!」」」」」
魔導都市エネルゲイヤが誇るエンブリオ部隊、機械の心臓とエーテルの血液が流れ私達が|機人≪エンブリオ≫と呼ぶ自立人形、その中でも今名前を呼んだ彼女達は私が一から開発に着手した特別な個体、多くの量産型エンブリオをまとめる司令官それが今の彼女達。

「その他の各師団長はフィネガスを中心に調練をお願い、今後は渦の団との戦いが予想出来るから何時でも出られるように準備もしておいて頂戴」
「「「「「「「は!!」」」」」」」
「技術部は魔導兵器と戦闘用エンブリオと戦闘特化型グローエッグチルドレンの量産ラインの拡大をお願い」
「「「「「はい!!」」」」」
「その他細かい事はおって命ずるは解散!!」
皆が足早に会議室を出て行くいよいよ始まりね、私達は大きな一歩を踏み出そうとしている、その先に何が待ち構えているのか今はまだ分からないけど私と子供達が力を合わせれば越えられない壁なんて存在しないわ。





・・・兵藤一誠・・・
「さて、行くわよ」
部長がそう言う、そうだついにこの日が来た、三大勢力の会談。これが終われば天使と堕天使と悪魔は晴れて友達関係になれる大事な会談だからか、校舎の周りには結界が貼ってあり更には天使と堕天使と悪魔の軍勢が囲んでいる、スゲェなそれだけ重要なことだって認識できた。
ギャスパーを連れて来れなかったのが残念だけどまだ神器を制御できないからな仕方ない、この場に居ない後輩の事を考えながら会談が行われる場所に移動した。



「失礼します」
部長がドアをノックして部屋へと入る、ドアを開けると豪華なテーブルにそれを囲むように三大勢力のトップの方々が座っていた。

「私の
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