第七十話
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ってくる」
俺はそう言いながら車を降り、槍を構えて神獣に向き直る。
さて、この神獣は強いのか・・・まあ、殺すまでする必要は無いのか。
「我は神々の王にして全てを司るもの!万物の王の名の下に、雷よ、貫け!」
ゼウスの聖句を唱え、槍から少し大きめの雷を打ちつける。
それでひるんだ隙に槍を投げつけて方目を奪い、もう片方の槍で足ごと地面を貫く。
これで、この神獣は当分の間動けない。護堂たちのほうは・・・
「恵那の加勢で、どうにかなったか」
もう勢いよく車に乗り込んでいたので、俺も運転席に乗り込み、アクセルを踏んで一気に加速する。
「あの神獣、殺さなくて良かったのか?」
「まあ、一応ね。孫悟空には、自分の毛から子分の猿を作り出した伝説がある。それの関係で、あのでかい猿にアジ・ダカーハみたいな属性が乗っかってたら余計に厄介になる」
まあ、一番の理由は面倒だった、なんだけど。
「なるほどな・・・ま、警戒しておくに越したことはないか」
「そう言うこと。神との戦闘が始まったなら別だけど、そうじゃない今の段階なら、警戒しておいて損はないからな」
と、そんな会話をしているうちに前の車に追いつき、そのまま日光へと向かった。
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