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IS学園潜入任務〜リア充観察記録〜
リア充観察記録 前編
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ランジュ…?




―――待・て・よ・?



「おい、オランジュ…」


「な、何だ…?」



 キョドってんなぁ…この野郎……。



「お前、旦那にこの用件いつ頼まれた…?」


「えっと…一週間前、かな?」



 ほほう、つまり旦那は連絡入れたその日の内に行動してくれたんだな?ということは…



「何で一週間も掛かったんだ…?」


「いや、色々とトラブルに巻き込まれてな…」




 オランジュく〜ん?人と話す時は目と目を合わせようね〜?





「正直に話せ、そうすれば…」


「正直も何も俺は最初っから本当のことしか…」


「シャルロット・デュノアのブロマイド三枚」


「ナンパした可愛い子ちゃんとイヤッフーしてたらお前のこと忘れた」


「…(゜◇゜♯)」


「……あ、やばっ…」



 流れる気まずい沈黙。とりあえず俺は、近くに置いてあったソレを静かに手に取り…





















「き〜み〜の〜ひ〜と〜み〜に〜断罪のペプ○コーラあぁ!!」


「ちょ!?目に炭酸とか洒落にならなっ……!!」



 良い子も悪い子も真似しないように♪



「アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?」






◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 
 一瞬でもコイツを救世主と思った俺が馬鹿だった。本当は目の前で目を押さえながら悶えるこの馬鹿にもう二,三発恨みをぶつけてやろうかと思ったが、これから共に潜伏生活を送ることになるし、流石に可哀相なので勘弁してやろう…。



「おぉう…死んだ筈の兄弟たちが見えたぜ…」


「お前、一人っ子だろ…」



 あ、復活しやがった。何気に生存能力は俺並だよなこいつ。だから旦那は増援として送って来たんだろうな…。



「つーか口軽いな、お前…」


「馬鹿野郎!! 我らが『シャルロッ党』のシンボル、シャル様のブロマイドだぞ!?そのためなら例え火の中水の中だ!!お前には分かるまい、この俺を通して溢れるt…」


「代わりに一週間断食する苦痛を分からせてやろうか…?」


「サーセン…」



 何度も言うが、俺の任務は世界唯一の男性操縦者『織斑一夏』の情報を集めること。しかし日に日にあいつを慕う者が増えていき、その中には国の重要人物が混ざってたりもする。この前の臨海実習の時なんかアメリカのテストパイロットにキスされたらしいし…。
 そんなこともあるので最近は織斑一夏だけで
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