第59話 最近出ない奴に限って意外な場面で出てくる時って多いよね
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と、補足的なツッコミを入れてくれたアルフ。まぁ、本人は大層ご満悦のようだが、はっきり言ってあの部分はかなり衝撃を受けやすい部分であり命の保障はあんまりなかったりする。
「ねぇ、なのはって……私と初めて会った頃より……何て言うか、色んな意味で悪化してない?」
「あぁ、してるねぇ……具体的に言うなら……確実に前より馬鹿っぽくなってるねぇ」
「おのれ坂田銀時ぃぃぃ! 今すぐなのはを元に戻しなさい! そしてこの世にさよならしなさいぃぃぃ!」
言った直後に即座にバルディッシュを思い切り振り回すフェイト。当然狭いスペースなのではた迷惑なのに変わりはない。
「うわっ! 危ねぇだろうが! 状況考えろこの馬鹿!」
「うっさい! あんたがちゃんと教育しないせいでなのはがあんな無残な姿になってるんじゃないのよ! あの時のなのははもっと素敵だったわ! あの頃のなのはを返してよ!」
「何時の話だよ! 下らない妄想してんじゃねぇよ脳内お花畑!」
とまぁ、そんな感じでまたしても醜い争いが始まりそうなので場面を変えるとする。
戦車の前方に無数のメイド達の姿が見え始めた。恐らく侵攻を妨害する為に派遣されたのだろう。
因みに全て強化型メイド達だった。
「馬鹿め! 流山、貴様の浅知恵がこの俺に通用すると思ってんじゃねぇぞ! おい、栗毛! 出番だぜぇ!」
「オッケェイ! 待ってましたぁ!」
そう言うなりなのはは自分の座っていたスペースからどうやって格納したのか巨大なバズーカ砲を取り出して構えだした。
小さい体なのに軽々と巨大なバズーカを扱う姿って妙に新鮮で良いよね。等と言う妄想はさておき照準は固定され、後は発射するだけであった。
「よっしゃぁ! ぶっぱなせぇ!」
「発射ぁぁ!」
声を挙げてトリガーを引く。バズーカの砲塔から勢い良く巨大な弾頭が放たれた。弾頭の向う先はからくりメイド達の中心地点……より少し上の部分へと向っていく。つまり思いっきり外れ。な感じに飛んで行ったのだ。
だが、その弾道を見て源外はニヤリとした。その直後、巨大な弾頭は突然上空で爆発四散し、その後当たり一面に奇妙な色の粉が舞い始めたのだ。
「な、何だ。この粉は? 小麦粉か?」
「ふふふ、細工は流々。この天才からくり技師平賀源外に抜かりはねぇ! 見てみろ」
源外が前方を指差す。すると、目の前に迫ってきていたからくりメイド達が皆何故か膝をつき地面に倒れだしているではないか。先ほどまでの元気がまるで感じ取れない。
一体どういうことなのだろうか?
「おいおい、何アルかぁあれ? 腹痛でも起こしたアルかぁ?」
「あの砲弾の中にはなぁ。俺が開発した魔力エネルギーを中和し消滅させる事の出来る特殊な粉が大量に含まれていたのさ。奴等が魔力
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