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貯蔵能力を持つ赤龍帝
赤い閃光と黄金の獅子
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サイラオーグは大剣を掴む。

「甘いな!」

一誠は大剣を離し、右ストレートをサイラオーグに叩き込む。

『time out』

加速が終了する。

『お、おおおーっと、なにがあった!?』

解説が五月蝿いな。

『消えたと思ったら、サイラオーグが吹き飛ばされているではありませんか!長年解説をしていますがさっぱりわかりません』
『ありゃ、超高速で戦闘をおこなった。そのため目には見えなかったのでしょう』
『本当ですか?ゲストのアザゼルさん』
『いえ、自信はありませんが、それなら説明がつく、と言っただけです』
『なんと、二人は我々にも知覚できないスピードで戦闘をしていたようだ!!』

アザゼル、ただのオタクじゃなかったのか

「ふ、ハハハハ、素晴らしい!!光速についてくるどころか俺を圧倒するとは!!」

こういうやつほど後半になると強くなるんだよな。

「武人なら拳で語れ」
「それもそうだ。この拳に俺の思い、信念、夢それらを込める!!」

うわ、相手強くなったわ。

「モードチェンジ、刀」

その言葉に反応し、大剣は鞘と刀の二つに変化する。

「居合、惨の構え」

一誠は腰を落とし、腕をつきだし構える。

「はあぁぁぁあ!」

サイラオーグは獅子座の軌跡を描いて小宇宙を高めている。
沈黙か続く。

「ペガサス流星拳!!」

予想外の技だったため一誠は反応が遅れた。

『start up』
「無限閃!」

遅れたが抜刀からその後二の太刀、三の太刀と連続で斬撃を放つ。

『time out』

立ち位置が反対になっていた。

『またも、超高速での戦闘!!なにがあったかわかりません!!』
『どちらも動かねーな』

風が吹きサイラオーグの聖衣が崩れる。

「っ」

一誠が振り返り

「なかなか、だったぜ」

一誠の鎧も崩れ落ちた。

『両者の鎧が壊れた!!それほどのことが、あの一瞬でおきたのか!?』
「引き分けは無いな」
「ああ、その通りだ!!」

サイラオーグは獅子座を描き小宇宙を高める。

「居合、壱の構え」

一誠は一般的な居合の構えをとる。

「プラズマボルト!!」
「一刀両断!!」

斬撃と雷急、刃と拳がぶつかり合う。両方とも光を越えた速度だ。
そして通りすぎる。

「っゴフ」

一誠は血を口から吐き出す。

『おおーと!一誠選手口から血を吐き出した!!サイラオーグ選手はまだ動かない』

正確には動けないんだ。

「安心しろ、峰打ちだ」

納刀を終わらせるとサイラオーグが倒れる。

『サイラオーグ選手!なんと気絶しています!!よって勝者、兵藤一誠!』

会場が
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