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伝説の子猫の伝説
『プロローグ』
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た。

(ふむ、この町でなかなかきな臭い動きがありますね……なるほど聖剣騒ぎですか……そろそろ介入する頃ですかねぇ……)

―――

 そして今、彼女が介入しようとしたことによって原作に歪みが生じようとしていた。

 いや、彼女が塔城子猫として生まれたことによってすでに原作にほころびは生じていた。
 なぜなら塔城小猫は原作の約百年前に生まれるはずがないのだから。

 1つのイレギュラー。それが原作の崩壊を招くことも知らずに彼女はおのが道を進む。進め子猫!立ち止まるな子猫!今日もボンッキュッボンな教師は活躍する――のかもしれない。

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