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伝説の子猫の伝説
『プロローグ』
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が決心したのは次の世界ではもう少し自由に生きるということだ。

『必要なチート一覧表』なんてものが出されたが正直『ONE PIECE』以外は知らないので【グラグラの実】と【六式】と【覇気】を頼んだ。しかしながら、まだまだ魂強化(人には強化できる限界があるらしい)の余裕が余っているということだったので残りは身体能力の強化にしてもらった。いろんな能力を付けられても使いこなせなかったら意味がないからね。だったら体を頑丈にしてもらった方がいい。自分でも良い判断をしたと思う。

 なんだか神様に誘導尋問されているようだったから色々聞いたら、最近はこういうのが流行っているらしく自分があげたチートで活躍する【ぼくがかんがえたさいきょうのてんせいしゃ】というのをやってみたかったそうだ。

 簡単に要約すると、次の世界ではこのチートたちを使って敵役たちをボコって欲しいと……
 神様って意外と俗物的だなって思ったね……そのまま原作の内容を教えてもらって神様と別れたがなかなか人好きのする神だったのは今でも覚えている。

―――

 転生してから百年たらず。私こと【塔城小猫】の成長は完全に止まっていた。まあ、約百年経ったから当然なのだろう。身長は163センチ、胸はDカップ。原作だとまだ子猫は生まれて十数歳だったためロリ体系だったが、それとは違い、今はボンッキュッボンである。ただ普通の人より成長が2倍ほど遅かったことは私のメンタルに大いなるダメージを与えたことをここに明記しておく。

 もうすでに神様から貰った【グラグラの実】と【六式】はかなり使いこなせるようになったと思う。仙術の方は最低限の訓練しかしていないし、自分と同じ種族の仲間にも会っていないため、あまり分からないが近接戦――打撃戦でのセンスはピカイチだと思っている。自分の【剃】のスピードはなかなかのものだと自負しているし、【月歩】も猫なので体が軽いためかそこまで力を入れずに宙に浮けるようにはなっている。ただ覇気は未だに原作の2年後ルフィに及ばないのを自覚している。見聞色の覇気はいい。だが、武装色の覇気は悪魔の実の能力に込めるのは分かるのだがいまいちうまくいかない。今は無理やり込めている、というか混ぜている感じである。まあ、とにかく成長の余地があるのは喜ばしいことなのだろう。私の能力は成長限界を知らない。

 転生した時は自分が塔城子猫になっているのは知っていたが自分の姉らしき人物がすでに悪魔になっているのは知らなかった。いつの間にかいなくなっていた姉がSSランクのはぐれ悪魔として賞金首になったのを風の噂で聞いてからはどこぞのスピード王も裸足で逃げ出す速さで逃げ出したのを覚えている。そこからはダイ・ハードも驚きの逃走の日々。自分の賞金がかけられていたのを見た時はさすがに姉にイラッと来たものだ。

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