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最終話 stylish・story
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ろそろか」

「そう言えば今日は何があるの?シュウ君」

オフ会の後0時にアルンの上空に集合と言われていたが事の詳細は聞かされていたなかった。リーファが訪ねた途端、周りが更に暗くなった。夜という事で暗いのは当たり前だがさらに暗くなるのは不可解な事だった。

「来たぜ!!」

シュウが指さした方には真夜中を照らす大きな月を遮りながら『それ』は現れた。

「まさか・・・あれは」

リーファは見覚えがあるのか声を漏らす。それはかつてシュウ達が居た所・・・SAOの象徴とも言われた巨大な城・・・

「そうだ。あれが【浮遊城アインクラッド】だ!!」

「でも、どうして!?」

「決着を付けるためだ」

キリトがヒースクリフを倒しSAOをクリアした事は紛れもない事実だがそれはあくまでも75層によるもの。つまり75層以上の攻略はまだ行われていなかった。

「完全攻略・・・奴との決着はまだ付いてねぇ。だから・・・」

そう言うとシュウはリーファの頭にポンと手を乗せる。

「リーファ。アインクラッドの攻略は半端なモンじゃない。みんなが団結されて初めて出来る事なんだ。手伝ってくれねぇか?」

シュウの言葉には別の意味があった。アインクラッドであった事をリーファに知ってほしい、またこれを機会にSAOメンバーと溶け合って欲しいという願望もあった。
リーファはそれの意味を理解する事は出来なかったが頼られる事の嬉しさ嬉し涙を流す。

「うん。行くよ!何処までも・・・一緒に!」

そして二人がアインクラッドに近づこうとすると・・・

「お〜い。遅ぇよ!シュウ」

サラマンダーで腰に刀を差したクラインを先頭にノームで大きな戦斧を担ぐエギル、ピナを連れたケットシーのシリカ。そしてレプラコーンのリズベットの隣にはシュウと同じインプで大剣を背中に差したプレイヤーが居た。それに引き続きユリエールと彼女と入籍したシンカー。教会でお世話になったサーシャ。その他にも周りには様々な種族の妖精達がアインクラッドに向かって羽を羽ばたかせていた。

「ほら置いてくぞ!」

「お先!」

「ほら!」

「早く!」

クライン、エギル、リズベット、シリカの順番で二人の横を通り過ぎていく。そしてインプのプレイヤーがシュウと向き合う。

「久しぶりだな、ルート。右腕はもう大丈夫なのか?」

「それオフ会の時にも聞いたぜ?アンタ。リアルでもALOでも問題なしだ。全力で攻略に望めるぜ」

「それを聞いて安心した。これからよ「ルート!置いてくよー」挨拶はまた後で良いか。ほら行けよ。恋人が呼んでるぜ?」

「うっせぇ・・・」

ルートと呼ばれた男子はリズベットに呼ばれている事を察し、顔を赤らめながら彼女の元に急いだ。
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