第6話 最強の和傘
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幽々子side
「ん〜…」
どうしよう…触ってしまおうかな
「いや、ダメって言われたんだし」
でも、ダメって言われると触りたくなるのが人の性…人じゃないけど
私が今触るか触らないか迷ってるそれは、傘である。傘と言っても和傘だ
その傘は私の目の前にあり、触ろうとして一度、幾斗に怒られたんだ
私が触ろうとしたら慌ててこう言った
幾斗『…!? 触るな!! 危ない、お前は使うな!!』
と、つい先程までの幾斗と違う口調で言ったんだ
でだ、今幾斗は風呂掃除をしている
「むぅ…」
よし
「触っちゃえ♪」
私はそういうと壁に掛けられた和傘を手に取った
「お、重い」
普通の傘(和傘)にしては妙に重い
まぁ幾斗があんなにも触るなと言う代物、普通な訳がない
幾斗side
どうする、オレ
…いいか
「また後でにしよう」
そう言ってオレは毎回逃げていたな
さて、風呂は終わった部屋に戻ろう
幽々子は何をしているのだろうか?
リビング 居間
「お風呂終わったぜぃ」
居間に入る、すると幽々子はビクッと体を震わせ手に持っていたそれを後ろに隠した
オレはそのとき一瞬にして幽々子が隠したそれが何かわかった
「はぁ…わかった、わかったからオレをヒヤヒヤさせないでくれ」
オレがそういうと幽々子はそれをゆっくり下に置いた
「それについて説明しようか」
オレはそれを手に取り、横に振った
その瞬間わずか0.5秒傘が勝手に開き骨組みから小さなナイフが幾つも出て回る
振り終わると同時に最初の普通の和傘に戻る
「はい、まず1はこれね」
幽々子はオレを見て目をパチパチさせている
そして次
オレは傘の持ち方を変える、まるで刀でも持っているような持ち方で構える
そして、上か振りかぶる
すると傘は一瞬0.7秒下から刃を出した
「これはこう言うものだ」
幽々子「へ…??」
幽々子は驚き過ぎて頭が混乱しているようだ
「ちなみに普通に雨具としても使える」
そう言いオレは振らずに傘を広げた
そしてもうひとつ
これは信じてもらえないので幽々子には言わないでおくが
タイムマシーンでもある
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