暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹の絆
願い事
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
こうか?」
「「はーい。」」
こうしてタクヤたちはギルドの裏山の頂上のお花畑へ出発した。





山のふもと
タクヤたちは各々荷物をもち山頂を目指した。
「重たいのは俺が持っていくよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん。」
「でも、弁当をつまみ食いしてはいけませんよ?」
「そんなことしたら許さないわよ。」
「わかってるよ!どんだけ信用されてないんだよ。」
タクヤが愚痴を言っていたがウェンディたちは笑っていた。
「ほら、早くいかないと日が暮れちまうぞ。」
「「はーい。」」
ウェンディたちが声を揃えて返事した。


山道の途中には可愛らしい動物や綺麗な川があったりした。
「ギルドの近くにこんなとこがあったなんて知らなかったよ。」
「あぁ、マスターもここの自然を壊したくないからってあんまり来ないんだってさ。」
「私達が来て良かったんですか?」
「自然を壊さないようにすればいいってさ。自然の中に身をおくことは大切だとも言ってたな。」
「たしかに、ここの自然はすごいわね。」
シャルルが感心して言った。
「空気も美味しいよ♪シャルル。」
ウェンディは山の空気を吸って味の感想を言った。
「そろそろ頂上だぞ。みんなあともうちょいだ、頑張れ!」
山を登り始めて1時間、ようやく山頂が見えてきた。
「わぁ…!!」
「おぉ!!」
「綺麗…。」
「そうですわね…。」
4人の目の前には辺り一面を覆い尽くす花畑だった。
「こんなの初めて見たぜ…。」
「うん…。」
タクヤたちはしばらくこの感動に浸っていた。
「ねぇ、あそこにベンチがあるわよ。」
シャルルが指差した方には木で作られたベンチが2脚ありテーブルまである。
「なら、あそこで昼飯にしよう。」
「わーい!」
ウェンディはシャルルとエマを引っ張りベンチへ走っていった。
「そんなに走ると転ぶぞ〜。」
「大じょ、キャッ!」

ズサー

案の定ウェンディはその場に盛大に転んだ。引っ張られていたシャルルとエマも道連れだ。
「いったー…。」
「もうなにしてんのよ…。」
「むぎゅぅ…。」
ウェンディの上にはシャルルとエマが倒れていた。
「だから、言っただろ。ったく…。」
タクヤは一人ずつ体を起こし土を払ってやった。
「ありがとう。」
「ありがとうございます。」
最後にタクヤはウェンディに手を差しのべた。
「ありがと、お兄ちゃん。」
「はしゃぐのもわかるけどもっと注意しろよ?」
タクヤがウェンディの土を払ってそう言った。
「ごめんなさい…。」
「分かればいいんだよ。さっ、弁当を食べようぜ。」
「うん!」
タクヤは背負っていたバックから弁当を取り出した。
「じゃ、いただきます。」
「「いただきます。」」
タクヤは弁当箱の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ