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妖精の義兄妹の絆
願い事
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た。
「うぇぇん…。」
「…ほら見なさい、もう私に関わらないで。」
「なんでそんなこというのぉ?」
ウェンディは半べそをかきながらシャルルに言った。
「私は別にあなたを必要としてないの。すぐに泣くし、ドジだし。」
「でも、私はシャルルがいないと寂しいよ?」
「!」
「私だけじゃないよ。エマもお兄ちゃんもギルドの皆も寂しくなるよ。」
「…。」
シャルルは羽を消して地に降りた。
「シャルルは一人じゃないよ?」
「…ふん、そこまで言うなら一緒にいてあげるわよ…。」
「ほんと?」
シャルルは頷きながらウェンディに近づいた。
「ほら、早くたつ!」
「うん!」
ウェンディは立ち上がると二人で家へと帰っていった。









それから1ヶ月がすぎた頃
タクヤたちは簡単な仕事を探しにリクエストボードの前にたっていた。
「どれにすっかなー。」
「シャルルとエマは初めてだから、なるべく簡単なのにしてね。」
「って言ってもなー、これといったのがないんだよなー…。」
「私は別になんでもいいわよ。メスネコは?」
「私もなんでもいいですよ。」
この1ヶ月でシャルルとエマはもう言葉を全て理解し、普通の日常会話が可能となっていた。
「でもなー、討伐系の依頼は俺らじゃ荷が重いしそれ以外もいまいちなー。」
「なら、今日はもうやらなくていいんじゃない?昨日一昨日と仕事したし。」
「たまには休息も必要ですよ、タクヤ。」
「あんたたち、だらしないわね。」
シャルルはウェンディとエマを怒鳴った。
「…そうだな。じゃあ、今日は仕事しないで4人で遊ぶか?」
「わーい、やったー!」
「ふふ、じゃあ、お弁当を作らないといけませんわね。」
ウェンディとエマはそう言ってギルドの厨房へ向かおうとした。
「ほら、シャルルも早く!」
「私は遠り、キャッ!」
ウェンディは言い終わる前にシャルルを連れていった。
「お兄ちゃんはマスターの許可とどこに行くか決めておいてねー。」
「おー、まかせとけー。」
ウェンディたちはそのまま厨房へと消えていった。






30分後
「お待たせー。」
「お待たせしました。」
「待たせたわね。」
ウェンディたちが弁当を作り終えタクヤの元にやってきた。
「じゃ、行くか。」
「どこいくか決めたの?」
「ギルドの裏の山だ。マスターの話じゃあそこは山のてっぺんがお花畑になってるんだってさ。
行く途中にも、川とかあるらしいからおすすめだってさ。」
「私お花畑に行きたいです!」
エマは笑顔で答えた。
「まぁ、悪くないわね。」
シャルルもまんざらではなさそうだ。
「お花畑かぁ、楽しみだなー。」
(「ウェンディも喜んでいるみたいだしよかった。」)
「じゃあ、行
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