暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSURT今ひとたび父は子供達と踊る〜Egr?goroI 〜
[8/20]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
神器が曇天の下、縦横無尽に展開される。ルシリオンが指を鳴らし「
蹂躙粛清
(
ジャッジメント
)
」と号令をかけると、一斉に“エグリゴリ”三機に突撃していく。それぞれ翼を翻して高速で回避し続ける三機は、
――
猛炎放出
(
シャーマ・エゼクサオン
)
――
――
黒き影拳乱舞
(
ポワン・タンペット
)
――
――雷槍迅穿衝――
烈火の砲撃、幾つもの影の拳、雷光の砲撃をルシリオンへ向けて放つ。ルシリオンは3条の砲撃に向かって、対魔力の効果を有する3つの神器を射出、三機の攻撃を迎撃、消滅させた。結局、三機は攻勢に出るのを諦め、雨あられと降り注ぐ武器群の回避に専念しだす。
――集雷法――
レーゼフェアとバンへルドがグランフェリアを庇うような位置取りをし、迫りくる神器を迎撃。護られるグランフェリアが“雷界幻矛”を高く掲げると、空より雷が落ち、“雷界幻矛”に集束。ルシリオンの表情が焦りに染まる。すぐさま妨害しようと上級術式を・・・・
「あぐっ!?」
ラファエルで抑えていた頭痛が再起。今度は胸の痛みも異常に強くなった。あまりの激痛に、左手に携えていた“グングニル”を手放し頭を押さえ、右手は胸をギュッと鷲掴む。それでも必死に魔術を組み上げようとするが、激痛がそれを妨害する。ルシリオンはグランフェリアの術式発動の妨害を諦めた。
――神雷槍――
完全な雷となり、周囲に莫大な雷撃を放ち続ける“雷界幻矛”が投擲された。ルシリオンは待機している神器のいくつかを射出し迎撃、“雷界幻矛”の速度と威力を減衰させていく。9つの目に神器が“雷界幻矛”の勢いを完全に殺し、弾き飛ばした。
「お? どうしたの神器王? 頭とお胸が痛い痛い?」
レーゼフェアがルシリオンの異常に気付き、高速で接近してきた。残り少なくなっていた神器を射出。避けるレーゼフェアは両腕の籠手、“聖狩手甲エオフェフ”と両脚に影を纏わせ、
「今がチャンスだって言うのは僕でも判るよっ」
――
凶つ連蹴拳
(
アンタンス・ノワール
)
――
振るわれる右拳打。ルシリオンは痛みを必死に堪え、左裏拳で捌く。間髪いれずに振るわれる拳打と蹴打の連撃。ルシリオンも何とか捌き続け、「近接格闘が苦手なのは過去の情報だ」と、再具現させた“グングニル”を右手に取り、レーゼフェアを斬り付けようと振るう。だが・・・
「ふむ。理由は判らないが、神器王は何かしらの問題を体に抱えているようだな」
――
轟破焔壊槌
(
マルテーロ・コンブスタォン
)
――
バンへルドが翼を翻しながら、レーゼフェアの連撃を捌いているルシリオンの背後へ回った。携える“ケンテュール”のヘッドの穴という穴から炎が噴き上がり、“ケンテュール”は炎塊と化していく。ルシリオンは背後を見ることもなく、
――|女神の護盾《
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ