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後悔先に立たず、後に立つべし
6話
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と紫の髪をした裸の青年が出てきました。
「ほう、君は私を選択したのかね物好きだね。」
「服を用意します。その他に要望はないのですか。」
「ふむ、私は基本的に君に絶対服従するようにできているのだが、それでもかね。」
「それでも要望は聞くことにする方がこちらにも、あなたにも良いことだと思いますが、やる気があるのとないのとでは、作業の効率が違いますから。ただし、人体実験等は勘弁してください。」
「ならば、遠慮せずに言わせてもらおうかな。君の血液を採血させてくれないかね。君に対する知識は有しているのだが、生機融合体とは、実に興味深い。」
「そうですね、作業ユニットと機動兵器に乗せることのできる人工知能AIを制作して頂ければ、採血だけでなく、検査もしていただいても良いでしょう。」
「よかろう。だがそうだね、作業ユニットの方はオリジナルが持っていた知識を使いガジェットドローンを改造すれば問題ないのだが、機動兵器に乗せる為のデータがない。私とて何もないところから生み出すことは不可能だだからかなり時間がかるだろうね。だから、君の持っている高性能電子頭脳を私に解析させてくれないかね。そうすれば、かなり時間の短縮に繋がるだろう。」
 そう言われて、5分ほど考えた後に伝える。
「いいでしょう。月面基地に転移した後にあなたに渡しましょう。」
「それなら、早期に制作できるだろうね。あ〜君の検査が楽しみだよ。」
「クローン作たりしないでくださいね。」
「キミが言うなら仕方ないね。諦めるとするか。」
「月面基地についた後に足りないものがあれば、ノルンに伝えてください。入手可能ならなんとかしますから。」
「それでは、いくとしようかね。」
「その前に、名前はどうしますか。」
「そうだね、オリジナルと同じジェイルでいいよ。」
「それでは、ジェイルよろしくお願いします。」
「まかせたまえ。」
 そう言って服を着た後に月面基地に転移していった。




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