第9話:新メンバーを選抜せよ−3
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せる。
「なんだよ、2人とも。 不満なら当直にしてやるぞ」
ゲオルグがそう言うと、2人はとたんに慌て始める。
「ふ、不満なんてないわよ! ね、ティアナちゃん」
「え、ええ! もちろんです。 全然不満なんてないですよ!」
2人の様子を見ていたゲオルグはクスクスと笑う。
「くくっ・・・冗談だよ。 そんなことしないって」
可笑しそうに笑い続けるゲオルグに対して、エリーゼは頬を膨らませて
恨みのこもった目を向ける。
「何よ・・・そういうタチの悪い冗談はやめてよね」
「悪い悪い」
そう言いながらもなおも肩を揺らして笑うゲオルグであったが
ふいに真面目な表情になって、エリーゼとティアナを見る。
「けどな、俺らがツアーに行けるのはチンクやクリーグやウェゲナーが
当直なんかを引き受けてくれるおかげなんだ。
だから、それに対する感謝は忘れないでくれよ」
ゲオルグの言葉に対して、2人とも真剣な表情で頷く。
「わかってるわよ。 ね、ティアナちゃん」
「ええ、もちろん」
2人の言葉にゲオルグは満足げな笑みを浮かべる。
「ならいいんだ」
ちょうど、3人は食堂の前まで来ていた。
「さてと、じゃあ遅い昼食でも頂くとしますか! もう腹ペコだよ、俺」
ゲオルグはそう言うと2人を伴って食堂に入っていった。
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