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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
ようこそ☆ロキのロキによるお客様のための遊戯城へ〜]T〜
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クステンド――

そこに、なのはの砲撃がフノス殿の砲撃を迎撃しようと脇から伸びてきた。だが無駄だった。なのはの砲撃など問題にならないとでもいうようにかき消す。いかん。フノス殿の砲撃を止めることは出来ん。為す術なく見守り、砲撃は主はやてを中心として広がっているデアボリック・エミッションに直撃。砲撃はデアボリック・エミッションを一瞬で消滅させ、主はやてとリエイスを呑みこみ、そのまま通過していった。

「主はやて!」「はやてさん!」『マイスター!』

砲閃の中から落下していく主はやての元へ翔ける。ユニゾンは解けていない。が、主はやてはもちろん、リエイスもブラックアウトで気を失っている可能性がある。全てのデアボリック・エミッションが消え去ったことで、先程までの苛烈な攻撃が再開される。魔力剣・魔力弾の雨をかわし、もう少しで主はやての元へ辿り着けるというところで、

「「『消えたっ!?』」」

忽然と姿を消す主はやて。辺りを見回すが、姿は見えない。

――RAD(ラド)――

背後に気配。そして強大な魔力反応。背後に誰が居るかは判っている。振り向きざまに聞こえるフノス殿の声。

「はやてさんは転送させました。気を失っていましたし。あなたはすでに両手が埋まっていますしね」

振り向く勢いのままに炎剣を振るい、フノス殿に叩きつける。が、炎剣は直撃することなく、不可視の障壁らしいもので弾かれた。いや、弾かれただけに留まらず、炎剣は完全にかき消されてしまった。

「あ、安心してください。あなたと彼女も気を失おうとも転送しますので」

――闇聖の宝剣(カムエリオン・ブレイド)――

振るわれる“グラム”。もはや柄だけの“レヴァンティン”で防御するが、フノス殿の魔術の前では防御にすらならなかった。

†††Sideシグナム⇒なのは†††

シグナムさんとアギト、コロナちゃんが撃墜されてしまった。リオちゃんがその光景に、体を震わせているのが判る。そうだよね。フノスさん一人にここまでされて、怖いよね。

「残るは私とリオちゃんだけか・・・」

「なのはさん・・・。どうすれば・・・?」

どうするか、か。打ち止めたのか魔力剣・魔力弾の雨は止んでる。でもそんなのが無くてもフノスさんは十分に強い。一番最初からして異常。一斉攻撃を受けても傷どころか服が汚れてさえもいなかった。強力な障壁を張った証拠だ。その障壁を、私とリオちゃんで突破できるかどうかが鍵なんだけど・・・。無理だ。アレだけの砲火を受けても突破できなかったんだから、二人だけで障壁を貫くなんて出来るはずが・・・

――RAD(ラド)――

「いいえ。これでチェックメイトです」

「「っ!!」」

――アクセルフィン――

背後から声がしたと瞬間には
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