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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
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砲撃が、バインドに捕らわれたままのフノスさんへ向かう。フノスさんは俯いてた顔を上げて空を仰ぎ、

復讐者の凶塔(トゥール・ソルシエール)

一言。フノスさんの足元に直径2mくらいのスヴァルトアールヴヘイム魔法陣が展開。魔法陣の縁に沿って、漆黒の影が高速で天へと伸びる。その直後に“レヴァンティン”の刀身が影に寸断されて、ガシャァァン!と勢いよく粉々になった。
そこから連鎖的に崩壊が始まる。寸断された部分から柄へと“レヴァンティン”の刀身が崩れてく。炎をも凍らせた氷をもうどうする事も出来ん。だからシグナムは為す術なく“レヴァンティン”を失うのを見るしかなかった。そして私は見上げる。それはさながら影の塔。その塔は、迫って来とったなのはちゃんとコロナの一撃を防いだ。

――降り注げ黒針(アヴェルス・ピュニシオン)――

影の塔から、いくつもの針の様なモノが勢いよく突き出してきた。まさに針の雨。「みんな、逃げてっ!」ってなのはちゃんが退避を促す。塔から伸びる針の雨は地面を突き穿って、石片を周囲に撒き散らしていって・・・・

「はやてちゃんっ!」「主はやて!」

私に迫る五本の針。しまった、完全に直撃コースや。魔法は・・アカン、まだ使えへん。私を突き飛ばそうとシグナムが突っ込んでくる。けど間に合わんのは確実。なのはちゃんも足元に魔法陣を展開して、何らかの魔法を使おうとしとるけど、それも間に合わん。避けるしか・・・。そやけど 、針の軌道と間隔が悪い。どこへ跳んでも必ず一本が当たる。そもそもまだ体を自由に動かせるほど回復してへん。

(ごめんな、ヴィータ。ザフィーラ・・・)

目をギュッと瞑る。せっかく護ってくれたのに、私は何もせんまま負けて・・・。

(・・・リエイス・・・!)

諦めかけたその時、『主はやて!』って、私の内に居るリエイスからの念話。胸の内が温かくなる。判る。感じる。リエイスの温かさや。

『主はやてをこれ以上傷つけさせないっ!』

――パンツァーシルト――

前面に展開される深紫色のシールド。リエイスの魔力光や。その直後に一本の針がシールドと衝突。接着点から激しい火花が飛び散る。そやけど完全には防ぎきれてない。でも逃げるには十分な時間は稼げた。すでに突き刺さった四本の針の間を抜けて、その場から離れる。うん、体は楽になっとる。もう大丈夫や。

『申し訳ありません、主はやて。私が気を失ってしまったばっかりに・・・』

「ええよ、リエイス。それに謝らなアカンのは私の方や。私がしっかりしとればリエイスはブラックアウトにならんだし。ヴィータとザフィーラも戦闘不能にならんかった。シグナムのレヴァンティンだって」

そうや。フノスさんのミカエリオン・セイバーをちゃんと避けとれば、こんな最悪な状況
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