第3話 ラグーラビット実食
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と俺たちが話をしていると、アスナとアキが奥の部屋から出てきた。
「君もいつまでそんな格好してるのよ」
とアスナが言ってきて、キリトが
「俺だけじゃないだろ。ソウガも着替えてないだろ?」
と俺のほうを向いて言ってきたので、
「俺は、きがえてるぞ」
といったらきりとが「いつの間に・・」みたいな顔をしながら着替えた。キリトが着替え終わって、S級食材のラグーラビットをオブジェクト化してアスナが
「どんな料理がいい?」
と言ったのでキリトが
「シェフのお任せコースで」
「俺もおんなじので」
と、俺が言ったあと、アキが
「アスナ、私も手伝おうか?」
「お願い、ラグーラビットは私がやるから、もう一つのS級食材のほうの準備してて。こっちが終わったらそっちに行くから」
「はーい」
とアスナとアキに料理を任せて、俺とキリトは、座って待ってた。
三十分後
「できたよー」
とアスナが言ったので、アスナ達のほうに行って席に着いたら、ラグーラビットのシチューともう一つのS級食材で作った付け合せをいただいて、食事が終わりお茶を飲みながら
「いままで、生き残ってて良かった・・」
とアスナが言い、
「二年もいるのに初めて食べたー」
とアキが言った。
「不思議ね……、なんだか、この世界で生まれて今までずっと暮らしてきたみたいな、そんな気がする」
とアスナがポツリとつぶやいた。
「・・・俺も最近、あっちの世界を思い出さない日がある。俺だけじゃない・・・この頃は、クリアだ脱出だって血眼になる奴がすくなくなった」
とキリトが言って、俺が
「確かにな。俺は、別にこの世界は嫌いじゃないけど、今の状態は好きじゃない」
と言った。
「最近は、攻略のペース自体が落ちてきてるしね。今、前線で戦ってるプレイヤーなんて、五百人いないしね。きっと、みんな馴染んできてる。この世界に・・・・・・・」
とアキがいった。俺は、あの世界に帰っても、帰らなくてもいいと今は思ってる。そしたら、
「でも、私は帰りたい」
とアスナが俺の心を見透かしたように言った。
「あっちでやり残したこと、いっぱいあるから」
とアスナが言って、
「そうだよな。俺たちが頑張らなくきゃ、サポートしてくれる職人クラスの連中に申し訳が立たないもんな・・」
とキリトが言い、その暗くなった、空気をアキが
「もうこの話はおしまい」
と元気な声でその空気を終わらせた。
「あ・・・・・
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